「新卒社員研修を考える」

こんにちは。
株式会社イコム、採用Gです。

寒い日が続いています。
こんな時は体を温めることが大事とよく聞きます。
体を温める料理を食べ、お風呂でゆっくりと湯に浸かり、睡眠を十分に取る。
健康管理というものも、社会人生活を送るうえで個々の責任と位置づけられていることの一つです。

さて、早いもので1月も後半を迎え、1/12が既に消化されようとしています。
この時期になると我々採用に関わる者にとっては忙しさに拍車が掛かってくる時期となってきます。
通常の業務に加え、4月から新卒社員を受入れる身支度をしなければなりません。
そう、所謂「新卒社員研修」の準備というやつです。

毎年新卒社員を迎えるにあたり、研修メニューについて議論を重ねていますが、今年は少し勝手が違います。
リモートを前提に、新卒社員研修を円滑に行わなければなりません。
オンラインで円滑に...は、どうやら重要なファクターとなりそうです。

新卒社員を向かえる現場の方からは、常々研修前にこんな声が聞こえてきます。
・社会人マナーを最低限身に着けた状態で現場への送り出しをして貰いたい
・事務作業などの基本的な作業内容は事前に教育を済ませてきてほしい
などなどです。

外部講師を使い、社員教育をする会社も多いですが、よくある衝突はこういったものではないでしょうか?
「社員教育ではこのように教わって参りました」
教育を受けてきた社員が現場入りした際、実際の現場では社会人マナーのようなものは結局あまり重視されていないというものです。
具体的には、先輩社員や上司が社会人マナーに沿った行動・言動がとれているのか?というギャップがあるというものです。
もう少し平にいうと、先輩社員や上司自体が、社会人マナーができていないパターンも実際には多く存在するということによる衝突が存在します。

ある程度、社会人として「こうあって欲しい...(例えば、挨拶はきちんとしようとか、靴は揃えるなどなど)はできるものの、言葉使いや、お礼のあいさつ文の書き方など、ある程度礼法的に決まった型があるものについては、個々の解釈などにもよりまちまちになっていることは否めないと思います。
本来であれば、新卒社員問わず全体として共通の教育を体験するなどは、こういう意味でも重要なのかも?と思うところです。

礼法・作法については、ある程度個々の意識や、頑張りに期待し身に着けることを率先して貰うとして、当社では率先して社員教育の軸を「カルチャー・フィット」に置くことにしました。
答えを身に着けるというよりも、考え方を身に着けるという方が正しいのかもしれません。
何を大事にし、何に優先順位を置くのか。
それらを抑えて貰うことで、より早く会社の雰囲気にも馴染んで貰い実践的に役立つものを身に付けていって貰うという考えによるものです。

今回ピックアップした動画は、ある意味スタンスとしては批判的に見て「これでいいの?」というものを選んだものを貼り付けてみました。
ま、言いたいことは勿論分かるし、言ってることも間違いではないのですが、理解をするフリだけをした社員を量産することにどれだけの意味があるのでしょうか?
大事なことは自分の頭で考え咀嚼し、理解をしたうえで、実践することにあります。
間違いを指摘し、決まった型にあてはめる事が教育だとは、私は思いません。


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