副業
こんにちは。
今日のテーマは「副業」についてです。
「副業」に「複業」。
本当に働き方のアレンジが複数持てる時代になり、誰と働くのか?どうやって働くのか?というのを働く個人が明確に考えていかなければならない時代になってきましたね。
組織が副業を容認するメリットはあるのか?というと、僕は正直無いというのが事実なのではないかと考えている人間です。
唯一、そこにWin &Winという関係性があるのだとしたら、それは必要な人材の離職対策でしかない。言わば、組織にとっての手段としての副業許可は存在するというものです。
月に1、2回程本部の会議に呼ばれ会社運営についての取り決めや仕組みづくりなどを話す会議に参加をしています。
ここ数ヶ月の間で議題に挙げられているのがこの「副業」についてです。
当社は副業を率先的に推薦はしていないものの、昨今ではいろいろな事情を抱えて入社をしてくる社員も多く、のっけから「ダメ!」とはNGは出さずに、柔軟に対応するというのがこれまでのスタンスです。
いろいろな事情と書いたのは文字通りで、一概に「副業」と言いつつも組織や運営方法、事業の目的なども様々であること。また、どちらかというと業という要素よりかは社会貢献性の高い(ボランティア)も多く、これを1つのルールで縛り上げる難しさがあったりします。
一方で会社が危惧するような副業というものもやはりあり、こちらは厳密に管理をしていきたいという趣旨が役員から声として上がるパターンがあるのも事実。
副業を理由にメンタル的な弊害が危惧として生まれる場合や、具体的に本業に良くも悪くも影響を及ぼしているものまでありそうです。
かくいう私はというと、その副業実施者でもあり、冒頭の説明にもあったように管理者でもある立場なので、非常にややこしいところに置かれているというのが自分自身の立ち位置です。故に、自分個人としては「こうしていきたい!」という主張があるのに対し、本部という立場から厳選にこれを管理をしていくというある意味二枚舌にもなりかねない事情を抱えています。
そんな中、先日議論のテーブルに挙げられたのが「副業における時短勤務を容認するのか?しないのか?」について話がありました。現在当社では、介護や育児を理由にした時短勤務を受け入れていますが、今回の会議で議論されたのは副業による時短勤務は受け入れない(いまは)という趣旨を決定する内容でありました。
現状から考えると、当社が抱えるいまの状況から言えばこれは致し方ないことと捉えています。ただし、これに至る上で絶対に自分としては譲れなかったこと。それは副業規定にこの一文を加えることでありました。
「副業を承諾する会社の目的は離職率を低減するため」
つまり冒頭でも書いた、唯一の組織における副業のメリットを明示することです。
会社に必要な人材になること。こう置き換えることもできるのだと思います。モチベーションを高め、どちらでも活躍できる人材として常に視座を高く持ち、業務に取り組める人材であること。これが副業を会社が容認する唯一のメリットだと実感しています。
いま現在私のように二足の草鞋を履き、二つの高みを目指す人も、これからその高みを目指す人も同じようにあったらいいなと思うのでありました。
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