vol.0133 採用パンフレットって用意した方がいいんですか? (3/4)

前回までに、パンフレットに持たせられる
5つの目的の中の

①ストーリーとして自社を伝えることができる
②内定受諾意志を固めたり、親活に使える

の解説をしました。

今回の記事では③④を解説していきます。


【パンフレットに持たせられる目的】
①ストーリーとして自社を伝えることができる
②内定受諾意志を固めたり、親活に使える
③採用市場に会社のブランド構築をしやすい
④逆ベクトルの会社説明会を設計できる
⑤社員の気持ちを高め、社員の家族を巻き込むことができる


③採用市場に会社のブランド構築をしやすい

すでに大衆に対して、
ブランドイメージを確立できている企業ならば
何の問題もありません。

しかし就活をしている中で
初めて学生に知られるという企業はたくさん
あるかと思います。

その企業が自社のブランドイメージを
学生に伝えようと思ったときに、
できることって結構限られます。

たくさんの企業を受験する学生ならば
なおのこと色んな企業の情報が混じってしまい、
「なんかどの企業も同じような感じ」
と何社かのうちの一社という感覚に
陥られてしまうことも想像に難くありません。

そんな時に、
常に手元にあれて、しかも視覚的に
会社のイメージビジュアルを届けられると
オンリーワンの企業として認識して
もらえるかもしれません

これは採用市場におけるブランドと言っても
差支えがないのではないでしょうか。


④逆ベクトルの会社説明会を設計できる

採用職人がパンフレットを作る時、
パンフレット単体で作ることは
ありません。

採用選考と絡めて制作します。

つまり、選考の中でパンフレットを使って
実行するワーク
を組み込んでいくという
ことです。


こういうことを考え始めると、
実は色んなことがパンフレットに盛り込めて
しまいます。

以前これは自社用に作ったパンフレットには、
宝探しのように、穴あきの文字を色んなページに
紛れ込ませるという仕掛けをしました。

パンフレットを使いながらの
宝探しゲームですよね。

選考の中で、パンフレットの穴あきと
真逆の文字が穴になっている紙を渡します。

つまり、渡された紙とパンフレットにある
穴あきを見比べた時に初めて一つの文章として
成り立つというものにしました。

受験者の学生には
渡された紙に対応する暗号をパンフレットの
中から探してもらい、見つけたらそのチームに
ポイントが入り、かつ、新たな穴あき暗号がもらえる
という形で宝探しを進めていきました。

で、全部の暗号が見つかった時に、
それぞれの文章の解説をすると、
学生自らが探し求めた文章となりますので、
めちゃくちゃ聞く耳を持って聞いてくれます。

学生がその暗号の意味を知りたい!
というベクトルをくれる
わけですね。

これは普通に会社説明をするよりも、
よっぽど説明が学生に浸透しやすい状況を
作り出すのに一役を買ってくれました。


そんな風に採用選考とのシナジーを
作っておくと、その作り込まれ具合に
学生が感激してくれるということも
よくあるものです。


次回は⑤と結論です。


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