vol.0132 採用パンフレットって用意した方がいいんですか? (2/4)

前回は、パンフレットに持たせられる
5つの目的をご紹介させてもらいまして、
その中の

①ストーリーとして自社を伝えることができる

の解説をしました。

今回の記事では②を解説していきます。


【パンフレットに持たせられる目的】
①ストーリーとして自社を伝えることができる
②内定受諾意志を固めたり、親活に使える
③採用市場に会社のブランド構築をしやすい
④逆ベクトルの会社説明会を設計できる
⑤社員の気持ちを高め、社員の家族を巻き込むことができる


②内定受諾意志を固めたり、親活に使える

冊子なんでね、自分の好きなタイミング読みなおしが
できたり、手に持っているものを第三者に見せる
ということが簡単にできてしまいます。

このご時世です。
ブランド企業ではない企業様を受験している
学生だったら、他の企業も同時に受けていて、
しかも他の企業からの複数の内定までも
もらっているケースが多々あります。
100%とは言いませんが、それに近いかもしれません。

となると、やがていつか
学生は気付く時が来てしまいます。

審判の時

「このいくつかの選択肢の中から、
 どれか1つを選び、他を切らないといけないのか」

そう一社しか選べません。

その時に選択肢の企業の担当者を
全員ひとところに集めて、
自分が入社するとしたらどこの会社がいいの?
という議論をしてもらうということは
期待できません。

だいたい過去の説明会、選考会で得た記憶や、
周囲の人の意見などの情報を自分なりに
比べながら選ぶことでしょう。

その時に、その学生の目の前にある冊子が、
どうして自分は、この冊子の会社が良いと
思ったのか?
を鮮明に思い出させてくれたら
どうでしょうか?

採用担当者は学生が思い悩んでいる最中に
横にいてあげることはできませんけれど、
冊子が代わりにいてくれて、改めてプレゼンを
してくれるかもしれないですよね。

ただの記憶の中のイメージよりも、
目の前に現物がある方が鮮明に思い出せる
というものです。


そしてパンフレットの中に、
学生の親が疑問に思いそうなことが載っていて、
さらに、自分の子どもを大切にしてくれそうだと
想像できるような内容が書かれていたらどうでしょう?

学生が学生の親に
「この会社がいいと思っているんだよね」
と言ったときに、
「どうしてその会社がいいと思ったの?」
と親から返されて、
親が納得できるような理由を理路整然と
答えられる学生だけではありません。

大抵は、なんか雰囲気がいいからとか
気に入ったからとか、親からすると
「本当にそれでいいの?おろおろ」
不安にさせてしまうような回答をしてしまう
学生は山ほど
います。

学生の伝える力に依存するのではなく、
親御さんに伝えておきたいことをパンフレットに
入れておくというのがジワジワと効いてきそうだ
ということが想像できたかもしれませんね。


次回は③④を解説します。


最後までお読みいただきありがとうございました。
フォローしてくださると、励みになります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?