vol.0017 活躍できるほどの能力がない社員に自己努力をしてもらうにはどうしたらいいですか? (3/3)

前々回、前回に引き続きまして、


今日は、
既に社会にでて自分の実力が、
他の社員と比べても高くないと思ってしまい、
自己努力をしても無駄と思っている社員に
対してどのようなアプローチをしたらいいかに
ふれていきます。


こういう社員はどうして、
「自己努力をしても無駄」だと思ってしまうか?
これを知ることが解決のポイントになります。


多くの場合こういう社員が、
最も恐れていることは


「自分が最大限努力をしても、
それでも他の人よりも劣っている
という事実と向き合うこと」


だったりします。


もっと言うと、


「自分ができないのは努力をしていない
からだ。自分はやればできる子なんだ。」


という逃げ道を残しておきたい。
という心理があります。


残酷な言い方をすると、
「やればできる子はやらない子。
やる子がえらい。」
ということなんですけどね


まぁそれはさておきです。


ここでもう一段階、
思考の奥に入っていきます。


どうして、逃げ道を残しておきたい。
と思うのでしょうかね?


「そりゃ当然じゃない?」


と思う人もいるかもしれませんが、
その「なぜ?」に答えられますか?


どうして、逃げ道を残しておきたいと
思うのか?


「もし、どんなに努力をしても、
自分は成長できない。ということが
明らかになり、それが自分の身の回りの
人に知れてしまったら、
自分は誰からも必要とされない人間に
なってしまうかもしれない。
それだけは絶対に嫌だ。」


ここなんですよ。
本当に恐れているのは、
「誰からも必要とされなくなること」
なんです。


そして、本人はその恐れの根源に
気がついていないことがほとんどです。


なぜ自己努力をしないのか?
の原因がわかれば、話は簡単です。


いや、実際簡単ではありますが、
すんごく大変でもあります。


必要なのは愛ある支援なのです。
成長してほしと願う社員に対して、


私は、あなたは絶対できるようになると
思っている。ただ残念なことに、
努力を怠っているためにその芽が
まだ育っていない。
努力をし始めても、結果はすぐには
見えてこないと思う。でも絶対に実る!
それは確信がある。
上手くいかないことが続くと、
自分の可能性に疑問を持ってしまう
こともあると思うけど、その都度
私は、あなたは絶対できると
言い続けるよ。
一緒に成長していこう。
そして、成長したら、
あなたには、こんなことを任せたいと
思っている。
想像してみて、こんなシチュエーションで、
あなたは、こんな風に活躍している姿を
今はリアルに想像できないかもしれないけど、
私にはその姿見える。
その姿に成れた時に、きっとあなたはこう思う。
「もっと早く努力を始めていればよかった」と
だからすぐ始めよう。
一日でも早く、あなたの活躍する姿
あなた自身が体験できるように。


いかがでしょうか?
現実はそんなに単純じゃないよと
思われる方もいるかもしれません。


でも、自分がダメだと思っているときに、
自分以上に自分を信じてくれて、
隣で一緒に頑張ろうとしてくれる人がいたら、
頑張ろうって思いませんか?


人はこの人生において、
心の底から信頼しあえる人を探して
生きていると思っています。


その人の期待にこたえたい。
その人のために頑張りたい。


それは自己努力をする動機になりえます。



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