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小説感想

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2024年1月の記事一覧

「八月の光」に出てくる「無能なクズとはどんな存在か」を表す描写が容赦がなさすぎる&途中まで読み返した感想。

「八月の光」に出てくる「無能なクズとはどんな存在か」を表す描写が容赦がなさすぎる&途中まで読み返した感想。

 久しぶりにフォークナーの「八月の光」を読み返している。
 光文社版を初めて読んだとき、一番初めに新潮社版を読んだ時よりずっと面白いと感じたが、今回読んだらさらに面白い。
「こんなに面白い小説だったんだ」としみじみ感じ入っている(今さら)

「八月の光」には、ブラウン(ルーカス・バーチ)という箸にも棒にも引っかからない小人物が出てくる。
 主人公の一人であるリーナを妊娠させて逃亡し、逃げた先でもう

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