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「その絵が良い」と思う無数の道筋。

個展も終わりが近づいてきたので、朝から撮影をお願いしました。

信頼できるオーナーとカメラマン。

 今日はこれまでと打って変わってお客さんが多く、午前中から閉廊するまでほぼ途切れずにずっとお話をしていました。銅版画を欲しいと申し出てくださるお客様が、ポツリポツリと現れました。そして、今回の樹木のドローイング(1点もの)の出品作の中でも最大の、ノカンゾウをテーマに描いたものを気に入ってくれる方とも出会えました。感謝です。

以前から気になっていたこの画廊に初めて入ってみた、と語るお客様。
その画廊で初めて購入した作品が自分のものというのはとても光栄です。

 お客様からは、「品が良いドローイング」という驚きのお言葉。見る側と描く側の双方の視点のズレはそのままに、互いのそれを交換する事は出来ません。
 しかし、2人ともその1点の絵を良いと思っているのは確かです。そのどちらも間違ってはいないのです。
 同じ答えに至る道筋は別々で、しかし美しいという一点で交わる。
 そこが、「絵」の自由で興味深い所だと実感します。

 展覧会は23日(火)までです。

帰ろうとしたところ、知り合いから浦和にいるとメール。満寿屋の鰻を奢ってもらいました。
写真は、鰻よりも美味しかったパリパリ皮の手羽。

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