見出し画像

相手の底力を信じる

「幸せになりたい」
その人なりの幸せは、それぞれが違っていても、叶えたい夢の一つであると思っています。
漠然とした幸せ、具体的な幸せ。

私が願う今の幸せは、大きいものは世界平和。
戦争や紛争がなく、子供が食べ物、寝る場所の心配なく生活できる日々。
お金の心配をせずに、学びたい事を思う存分学べる社会です。

個人的な小さな幸せは、仕事終わりにビールを飲みながら、録画した番組を見る事。
申し訳ないくらい、平和な幸せです。

子育て中、ほぼ全ての時間を取られ、自分のことに構っていられなかった時期。今考えれば、あれはあれで幸せでした。
でも、小さな悩みの積み重ねが、逃げ場を無くして苦しかったのも事実です。

「誰かに聞いてほしい」
「私もそうだったよ、大丈夫」
そう言って、受け止めてくれる誰かを求めていました。

話したところで、現状が変わるわけではないけど、あと一滴で溢れそうなコップから、ちょっと捨てるだけ。
パンパンな風船の空気を、少し減らすだけ。

「あぁ〜、すっきりした‼️」
と、前を向ける場所、相手が必要でした。

一歩を踏み出す力は、誰もが持っていると思います。
引っ張られたり、押されたりするのでは無く、自分で踏み出す。

最近金子恵美さんの「許すちから」という本を読みました。
夫婦で元政治家。夫は宮崎謙介さん。金子さんの妊娠中に、色々騒がれた方です。騒動があった後、お二人でのテレビ出演も、何度か見かけました。

金子さんは宮崎さんとお別れすることはありませんでした。
彼の政治に対する熱意を、信じていたからでしょうか。
人としてのリスペクトがあるのだと、文章から感じます。

その人の本当の力、底力を信じていたから、二人でまた、歩き出せたのかな、と勝手に思っています。


「相手の『底力』を信じる」
精神科医の香山リカさんの言葉です。

友人からの相談に、何かを言わなければいけないと勘違いして、自分の経験や、聞いたことのあるフレーズを言ったことが何度もあります。

「分かってるよ分かってるんだけど…。」

相手はアドバイスが欲しいわけじゃなくて、ただ聞いて欲しかったのですね。誰にも言えないことを、私を選んで話してくれたのだと思います。

自分のことを考えても、
「分かってるよ、分かってる。自分の答えは出ているけど、誰かに話すことで、確認したいだけ。」

話を聞かせてもらう時には、そこを意識して聴こうと思っています。

「自分で答えは出しているかもしれない。聴いて欲しいだけ。」

相手の一歩を、ちょっと後ろから見ているくらいがちょうど良い。
踏み出す力は、持っているのだろうから。


最後まで読んでくださり、ありがとうございます😊❤️


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?