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ワインのテイスティング:外観のチェック⭐️60歳から始める「カッコイイおじさん」になるための大人の教養#37

○「ワイン・ティスティング」のポーズ

私は、日本ソムリエ協会認定「ワインエキスパート 」です。
なので、ワインを飲むとき、無意識にしてしまうのが、「ワイン・ティスティング」です。

ワイングラスを斜めにして覗き、次に、ワイングラスをクルクル回して香りをとり、最後に口に含む。(そして、もったいないですが、吐き出す)

これをしているだけで周囲から「カッコイイ、プロっぽい」と言われます。
また、ホテルの宴会のときに、スタッフの方から、いいワイン・お酒を特別に頂けたこともありました。

なので、そんなラッキーに出会えるかもしれない、情報をシェアします。
ワインを飲むとき、ご利用いただけると嬉しいです。
*「グラスを傾けて、覗き込み、嬉しそうにしている」
 それだけで周囲の方には、「ソムリエ」と思われ(錯覚され)ます(^^)

◎ワインティスティングは、次の5つのステップで行っています。
1 外観を観察
2 香りを確認
3 味わい:甘味、酸味、渋みを
4 余韻・後味を確認:良質なワインを判断する決め手
5 総合評価

*日本ソムリエ協会2019教本から抜粋


◎最初の「外観の観察」についてです。
ワインの外観から、主に以下の二つを推測しています
1 ワインの新旧
:若いワインなのか、熟成しているのか
2 葡萄の成熟度
:収穫地の気温が暖かいのか、寒いのか

さらに詳しく分析すると(ワインを観察すると)

(1) 清澄度
 :澄んでいるか濁っているかで、ワインの健全性を判断する。
  澄んでいれば、健全なワインは透明です。
  一方、わざとフィルターをかけない「ナチュラル・ワイン」もあります。
(2)輝き
 :輝きの強さで、照・艶、酸が高いと常に強い輝きが出ます
(3)色調
 :ワイン全体の色を眺め、特徴を見ることで
  色調は酸化により変化します。
  ・冷涼な産地は青みを帯びた淡い色調。
  ・温暖な産地は深みのある濃い色調。
(4)濃淡
 :色の濃さで、ぶどうの成熟度合、ワインの濃縮度を推測します
(5)ディスク
 :液面の盛り上がり具合で、アルコールのボリュームを見ます
 度数が高いと、高く盛り上がっています
6)粘性の程度
 :ねっとりしていると、アルコールのボリューム・糖度が高い
(7)泡立ち
 :発酵時の炭酸ガスが抜け切れてない若いワインにあります


◎まとめ
いかがでしょうか
グラスの外観からだけで、これだけのことを推測しています。
ちなみにソムリエは、この推測について、香りと味をさらに確認して、ワインの特徴を確定していきます。

*写真のワイン
   黄色が強く見えます。
 なので、
 ・これは、ぶどうはよく熟していたのか?
 ・温暖な地方で作った白ワインなのか?
 ・年数がたち、熟成しているのか?
 ・フィルターをかけていないナチュラルワインか?
 などと外観から、推測します。




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