執筆の一助(番外編② 努力は苦手! 疲れない為の思考法)
目次
1、努力は続かない
2、「努力」を「手段」に置き換える
3、努力は無駄になるが、手段は無駄にはならない
4、努力とストレスはセットにしてはいけない
5、毎日、違う自分!
今回は番外編2です。
「努力」というものについて持論を雑に書き連ねていこうと思います。
私は努力が大の苦手です。
新たに始めようと思ったことなど、三日~三か月の間に大抵は諦めてしまいます。
そんな自分が10年間、絶えず作品を生み出し、投稿できたコツ――みたいなものがありますので書いておこうと思います。
(n‘∀‘)η<長く続けるのはいいけど、作品の質は……
努力の話!(涙)
ただの思考法ですが、人間は思考で動くもの。
そしてその思考は死ぬその時まで続くもの。
疲れない努力への道、探ってみるのはいかがでしょうか。
一連の主張は「他者の努力の定義を否定し、一方的に優劣を決めつけるものではありません」ので、あらかじめご了承いただける方のみお読みください。
1、努力は続かない。
(n‘∀‘)η<いきなりぶっこんできますね。ストレスたまってるんじゃないですか?
だれのせいですか。
努力が続かない原因って、一体なんでしょうか。
もちろん生まれながらの気質や性格もあると思いますが、大抵は「疲れ」によるものが多いと思います。
特に様々な作家さんは副業が多いもの。
私も仕事が終わって、帰宅、家事をやって、子供の面倒を見て……妻にバトンタッチをした後にすることは――睡眠!、になってしまいます。
( ' v ' ){睡眠時間削って努力しろ!(体育会系)
いやいや! それができないのも、疲れているからです。
疲れは全ての行動の敵です。
まず努力とは何でしょうか。
一般的な辞書で調べると、こうでてきます。
目標の実現のため、心身を労してつとめること。
ほねをおること。
(n‘∀‘)η<じゃあアバラ骨あたり、一本いきますか。
あ! あっちに異世界ゲート開いてますよ!……ダッ(逃走)
骨を折る――もちろん比喩表現ですが、実現するために骨を折るほどのことを毎日するということです。
毎日骨、折れますか?
人体の骨の数は200ちょっとしかないそうです。
てことは、半年程度で努力できなくなります……。
( ' v ' ){この作家やばい、警察に……
比喩! 比喩!(真顔)
まず、持論として言いたいのは、「骨を折るような努力は、短期間ならまだしも長々とは続かないもの」とはっきり理解しておこうということです。
短期間ならできるでしょう。
長期間ならできないと思います。
この違いは理解しましょう!
2、 「努力」を「手段」に置き換える。
さて、前章で述べた考えを聞くと、
「え? じゃあ小学生から努力しているようなアスリートは? 金メダルとるまでずっと頑張っている人もいるのでは」
という疑問が浮かんできます。
最初は私もそう考えた後、
「……そうか、あの人たちは天才なんだ! 俺とは別だ!」
と結論付けました。
(n‘∀‘)η<思考放棄と現実逃避では。アスリートに失礼です!
はい(土下座)
でもきちんと考えました!
ただし、なんらかの努力の秘訣があるはずだと考えた私は、そういった努力家と思われる方たちの自伝書なんかを読んでみました。
すると「天才なんだから俺とは違うんだ!」と決めつけた方々は、恐ろしいくらいの練習をされています。
さらに勉学も頑張っている。
天才なんて言葉では簡単に納得できないほどの、努力を積み重ねているように見えました。
もちろん環境や本人の才能は多分に影響しているでしょう。
しかしそれでも、天才だと判断した彼ら彼女らは「自分でもできるだろう反復練習を、しかし自分にはできないほど熱中的に毎日繰り返している」のを知りました。
私は思いました。
ああ、これは、才能というか、あれだ……人間力がもう負けているのだ……。
俺は、やれることをやっていないだけだったんだ……。
( ' v ' ){あと顔とか体型に差がありますよね)
そこまで言う必要ありますか(困惑)
でも、だからといって諦められません。
それからまた色々と考えた結果、自分の「良くない部分」を見つけました。
( ' v ' ){顔、ですよね……)
なぜそこまで人を傷つけられるの?(困惑)
それは「努力」という言葉の定義でした。
私は、目標へ近づくための行動の全てを「努力」と呼んでいました。
勉強を「努力」して続けるとか。
執筆を「努力」によって継続するとか。
でも、それは間違いだった!、ということに気が付きました。
努力とは「骨を折ること」。
しかし、そんな苦痛が毎日続くわけがないのです。
ではどう考えるのか?
ひとまず「努力」という言葉はすてて、「手段」という言葉を使うようにしました。
手段という言葉の意味を調べましょう!
目的を達するためにその途上で使う方法。てだて。
なんだか続けられそうな気がしました。
ですから努力嫌いの私は、まず、自分の行動を努力ととらえないことに専念しました。
あくまで自分の行動は「目標を達成するための手段」であるということを理解することにしたのです。
3、 努力は無駄になるが、手段は無駄にはならない。
努力は確かに無駄になることがあります。
( ' v ' ){うわあ……
先をきいてください!
でもそれって、「一つの目標」に対する「一連の努力」という考え方の時の話しなんです。
( ' v ' ){もっと分かりやすく言うと?
俺の人生は、海賊になるためだけに存在している!
それ以外は意味がない!
努力を続けよう!、と骨を折って頑張る人ほど、「一つの目標と一連の努力」を繋げて考えてしまいます。
そうすると「目標が達成できなかった」とき、その原因を「努力が足りなかった、ああ、これで終わり、努力は無駄だったのだ」とつなげがちになります。
でも、その失敗は本当に努力のせいでしょうか?
それは努力の方向性の間違いではないでしょうか。
つまり――「選択すべき手段」を間違えていたのではないでしょうか。
例えばの話。
富士山に登りたいと考えている人が、高尾山行の電車に乗っていったら、皆さんどう思いますか?
( ' v ' ){高尾山に富士山への旅の扉があるんだなぁ
そうそう、そうです、そうなんです、とでもいうと思ったのか!?
普通は「え? そもそも行く方向違うじゃん」と思いませんか。
歩きだとか電車だとかの問題ではないですよね。
方向性の問題ですよね。
つまり努力の量の問題ではないです。
努力の方向性の問題というわけです。
ですが、全ての努力を一つの結果だけに紐付けてしまうと、
「努力は実らなかった。よって俺の人生意味なし!」まで加速してしまうこともあります。
そうなるともう、再起不能になる可能性もあります。
気を付けてください!
努力で大事なモノは量ではありません。
進むべき方向(手段)です。
失敗したからといって落ち込むことはないのです。
方向(手段)が間違えていただけのこと。
ならばまた方向修正をすればいいだけなのです。
( ' v ' ){効率の話ですか?)
いえ、効率の話ではないです。
行うべき努力の手段の話。効率が悪くとも唯一無二の方法ならばそれで。
難しいのは努力に方角を示すコンパスは存在しないということです。
資格取得だとか受験合格への道は、先達者が道を示してくれます。
試験範囲さえ教えてくれます。
しかし、作家だとか、一定の答えがないものへの道は、実際、誰にも答えが分かりません。
だから、向かう方向もある程度は自分で決めなければなりません。
ですからそう考えると、暗中模索の日々に「努力(量)」なんて言葉をつかうのはなお危険です。
あくまで自分の積み重ねていく日々は「手段」と心得ましょう。
もしも達成できなかったら「手段を変える」ことをすればいいのです。
手段の正否を確かめていけば、かならず自分の方法論が見つかります。
それを努力という言葉でラッピングすれば良いのです。
最初から最後まで努力という言葉だけで突き進むと、どつぼにハマった時、「骨とともに、自分の心が折れてしまう」ので注意しましょう。
というわけで、このあとの「努力」とは「手段を努力という表現で包んだもの」とします。
4、 努力とストレスはセットにしてはいけない。
努力とは、歯を食いしばって、それでもなお突き進まなければならない――と考えているそこのあなた。
それ、本当に「死ぬまで」続けられますか?
( ' v ' ){達成するまでの努力でいいんじゃないですか
いいえ、達成したあとも挑戦の道は続きます。
それは様々な職種においても同様です。退職するそのときまで挑戦はつづきます。
たとえば作家に例えると、新人賞を受賞して終わりではありません。
( ' v ' ){受賞したらあとは楽勝じゃないんですか?)
残念ながら作家は就職ではありません。個人事業主です。
受賞した後からが本番であり、そこからがスタートです。
努力(手段)とは、死ぬまで実行されるものです。
それは作家に限らず当てはまります。
たとえば風邪をひいて倒れてしまったとき。
短期努力(量)タイプの人は「熱が出ても出勤して今日の業務を終わらせる」となるでしょう。
しかし努力(手段)タイプは「今日休んでも明日と明後日に分ければ遅れはない」という点に目を向けるはず。
三勤制などの繁忙期の向上などでは厳しい考えでしょうが、それでも努力(手段)タイプであれば「今回、こうなってしまったので、次回はこうならないようにあらかじめ回避手段を講じておこう」とはできます。
努力タイプでは「乗り越えられた……辛かっただけど、なんとか終わって良かった」といった方向へなりがちです。
さて、両者のストレス値はどうでしょうか。
私の印象としては、努力(量)タイプは「風邪をひくたびに毎回同じストレス量」をかかえ、努力(手段)タイプであれば「風邪をひくたびに解決案が増えていくためストレスは減る」ような気がします。
ストレスを伴う方法を毎日続けていても、いつか嫌になります。
それこそ「苦痛とともに執筆」をしていた場合、新人賞受賞と共に、張り詰めていた糸がきれてしまうことも考えられます。
そこから立ち上がることは難しいのではないでしょうか。
もちろん私も、常にストレスを抱えてはいます。
それでもストレスの処理方法を変えるだけで、ストレスの量を減らすことは可能です。
( ' v ' ){毎日、鏡を割っているんですね……
全ての鏡を割ってやる!!(本気)
ストレスは回避できません!
だから、頑張り方を変えましょうという話です。
そしてその頑張り方というのは先ほどから話している「頑張る量を増やす」というものではなく「頑張り方(手段)を考える」ということです。
5、毎日、違う自分!
起床するときに「毎日違う自分!」と唱えましょう。
( ' v ' ){魔法少女になるために……!
魔法少女☆おっさん!
努力(手段)は、正直な所、どんな言葉にいいかえても、それなりの疲れは発生します。
( ' v ' ){え? ストレスと切り離すって言ってたのに……?
手段も努力も「行動」にかわりはないですから……
毎日、勉強、疲れますよね。
でも、そこの意識、少し変えるということです。
「毎日」――このワードを変えます。
毎日努力する――という決意。
一見すると、気持ちのいいものに見えるかもしれませんが、とてつもない危険をはらんでいます。
人生には本当に疲れるときがあります。
( ' v ' ){人間って大変だね)
人生には波がありますからね。うまくいかないときもあるのです。
で、そういう時にかぎって、努力でつまづきます。
「ああ、毎日するはずが、休んでしまった。俺は駄目なやつだ、もうあきらめよう」とか連鎖してしまいます。
なので、努力は毎日続けないようにしましょう!
( ' v ' ){え? じゃあどうするの?
今日、努力する――これを毎日積み重ねるのです!
ではどうするのか?
答えは簡単。
「今日」頑張るのです!
今日一日頑張ろう!と、毎日思い続けるのです。
やっていることは「毎日努力」と同じでしょう。
しかし心構えが変わります。
起きられないとき、ありますよね。
眠いとき、ありますよね。
でも問題集や仕事は残りまくっている……明日でいいや、と思ってしまうときありますよね!
( ' v ' ){しつこい!)
それぐらい頻回にあるんです!
で、そんなとき、ロングタームで努力を捉えていると、「まあ明日でいいか……」と心が逃げてしまいます。
ですが「今日を頑張ろう!」と考えられると、「明日は明日の努力があるから、今日は今日がんばらないとだめだ!」と一瞬で気が付くことができます。
この「一瞬で気が付く」というのが大事です。
それを可能にするのが「思考を思い出すためのキーワード」、つまり呪文です。
この「自分に対する呪文」は、一瞬で、脳内の思考の方向性を変えてくれます。
面倒くさい事柄が発生しても、すぐに呪文を思い出します。
( ' v ' ){今日を頑張る!)
そうすると「そうだいけない、今日を頑張らないと! だって明日も今日の努力が待っているのだ!」という持論がすぐに脳内に展開されます。
眠い時なんて判断力は最悪状態ですからね。
考えているうちに夢に戻っていきます。
そんなときに「今日の努力を積み重ねる!」を唱えれば、「明日努力すればいいや……」にはなりません。
さらに!
この方法論を身に付けておけば、かりに「今日は風邪で休んでしまった」とプチ罪悪感が発生したとしても、「でも、明日は明日の努力があるからな! 今日は休みに専念しよう!」と前向きになれます。
(n‘∀‘)η<結局やすむためかーい!
休むことは大事です!
自分への呪文はなんでも構いません。
俺は金持ちになりたいんだ!、でもいいですし、俺は変わってやるんだ!!、なんでもいいのです。
とにかく「どんな状態であろうとも、自分が行っている努力(手段)の道に、一瞬で戻れるような<思考のショートカット>」を作っておくことが大事です。
というわけで、努力の話でした。
少し雑多な感じになってしまいましたが、努力という目に見えないものに対するアプローチを書いてみました。いかがでしたか。
( ' v ' ){なんか毎回思うんですけど……
はい?
( ' v ' ){まとめあげる力、ないですね
…努力です!(涙)
まとめ
努力は「量」ではなく「手段」が大事。
ストレスを感じない方法を考えること。
そしてその方法をいつでも一瞬で思い出せるような呪文を作っておこう!
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