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骨盤の正しい姿勢とは

こんにちわ。じゅんです。
 前回までは骨盤の構造や教えてくれるざっくりとしたサインについて書きました。骨盤は不調を教えてくれますが、正しい姿勢を自分自身がわからなければどのように修正したらいいのかわかりません。
 なので、今回は「正しい姿勢」がどのような状態なのか把握してもらう回になります。何を基準として正しい姿勢なのかそれをまずは自分自身で把握していきましょう。
 新しいメソッドを考える上で具体的な動作などを書いていくのですが、その前の基本的な知識がまず必要なので先に土台をしっかりと作っていきたいのでもう少し基本的なところをやりますのでお付き合いください。

《骨盤の動き方》

 では、いきなりですが「正しい姿勢」についてではなく、「骨盤の動き方」になります。骨盤という部位は基本的には三つの骨で構成されています。その骨たちは強靭な靭帯で繋がっているので基本的には動きません。
 ですが、骨盤は股関節と背骨(脊柱)と繋がっているのでそれと連動して動きます。その動き方には以下の4つあります。(※図1)

前傾:骨盤が前に頷くように傾く動き
後傾:骨盤が後ろに傾く動き
挙上・下制:骨盤の左右が上下に傾く動き(足を挙げた側の骨盤が上が り、逆側が下がる)
回旋:歩いた時に骨盤が左右交互に回転する動き

【図1.骨盤の動かし方】

 骨盤のこの4つの動き方と上肢・下肢の動きの組み合わせにより、私たちは歩いたり、走ったり、床にあるものを拾ったり、棚の上のものを取ったりなど日常生活の動作をすることができます。

《骨盤のゼロポジション》

 ここからがやっと今回の本題です。日常生活を送る上で骨盤の動きと上肢・下肢の動きが組み合わせることで、さまざまな動作や姿勢がとれることがわかったと思います。では皆さんは何もしていない状態、例えばただ立っている状態では骨盤がどんな状態になっているでしょうか?自身でしっかりと感じとったことはあるでしょうか?今その場で目を閉じて立ってみてください。足の重心はどうなっています?背中はまっすぐになっていますか?自信を持って正しい姿勢ですといえますか?自信を持って言える方のほうが少ないと思います。その姿勢から正しい姿勢に修正するには、まずご自身の現状を把握してもらい、正しい姿勢との感覚の差を知ってもらえたらと思います。

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