2021/01/19(水)

ちょっと曇った朝には、別に日曜日じゃなくてもMaroon5の『Sunday Morning』を聴く。歌詞の中の世界では軽く雨が降っているようだが、そこまでは気にしなくてもいいでしょう、ということにして。

僕が中学〜高校生の頃に聴きまくったアルバムは今でも一軍に名を連ねていて、そして相変わらずどうしようもなく気持ちのいい気分にさせてくれる。

音楽についてその素晴らしいことの一つとして、ひとっ飛びにいつかのあの日へ、あそこのあの人の元へと行けるということがあると思う。

どこであろうと誰であろうといいんだけど、またいつであろうと対したことじゃないんだけど、ただそういう風に今から離れていくことの瞬時性と、その瞬時性が実際に怒ったその時から今まで、そしてこれからもずっと記憶に残り続ける永続性と重なること、それが何よりも僕を一層僕でいさせてくれる。

そんなこと考えていたら、洗濯機のブザーが鳴って僕は今に戻って来ていた。

ベランダに出てみるとさっきまで空を覆っていた雲がどこかへと流れされた後で、冬の朝の光が眩しかった。

僕はもう一度、曲を頭から聴くことにした。

・・・

今日も夜が来ました。

Good night.

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