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私のパソコン履歴書

先日、M3 MacBook Airを購入しました。最近、M1 MacBook Airでの作業で、メモリが心許なくなってきたためです。
到着が待ち遠しい気持ちを抑えつつ、これまで使用して来たパソコンと当時を振り返ってみたいと思います。記憶が定かでない部分もあるは、ご愛嬌ということで…
今回は、そんなお話です。(3/22更新)


初めてのパソコンはMacだった

初めてのパソコンは、今でいうところのMac Proという感じでしょうか。いきなり高スペックから始まった私のパソコン歴の幕開けです。

Macintosh Quadra800

漢字Talk 7.1| MC68040@33MHz|オンボード512KB VRAM|メモリ 8MB|230MB HDD|倍速CD-ROMドライブ|ホワイト|13インチモニター

主なスペック(Wikipedia Quadra800/2024.3.17参照)

Macintosh Quadra800は、1993年?に私が初めて手にしたパソコンであると共に、初めてのMacです。
美大ではポスカラや筆を使うアナログな課題をこなす日々でしたが、世の中は「ジュラシックパークのCGがすごい」とか「今、マルチメディアがアツい」とか、デジタル化にまつわることが話題になっていました。私も「これからのデザインはポスカラや筆ではない」と感化され、少しでも早くMacが欲しいと思うようになりました。性能とミニタワーに惹かれてQuadra800が欲しかったのですが、13インチのCRTモニターと合わせると70万円もするので、自分では購入できません。なんだかんだと理由をつけて親を説得し、お金を借りました。
当時は、Apple Computer(現Apple)のイベント「Macworld Expo」が盛んで、日本では幕張メッセで開催されており、友人と見に行った帰りに秋葉原に寄るのが定番でした。
Macintoshを手に入れた同級生も増え、情報交換しながら課題に取り組んでいたのも、親から借りたお金を返した記憶がないのも、今では良い思い出です。

Power Macintosh 7600/120(多分)

漢字Talk 7.5| PowerPC 604@120MHz|オンボード2MB VRAM|メモリ 16MB|1.2GB HDD|4倍速CD-ROMドライブ|コンポジットビデオ入力用ポート|ホワイト|16インチモニター

7600/120の主なスペック(Power Macintosh 7600/120 - 技術仕様/2024.3.17参照)

Power Macintosh 7000シリーズの中で多分7600/120だったと思いますが、就職して始めて自分で購入したMacです。購入時期(1997年?)は覚えてしないのですが、背面にコンポジットビデオの入力端子があったのは覚えています。
この機種を使用していた時期にインターネットの利用も始めました。プロバイダーは日本テレコム(現ソフトバンク)のODNです。1999年2月〜2023年12月まで約25年に渡り利用していました。現在はNURO光です。
初めて手にしたモデムは「ピー、ガー」から始まる28.8k(ニッパッパ)のアナログモデムでした。ADSLに切り替えた時のスピードには感激したものです。

インターネットの普及とWindowsPC

2000年頃からの10年間は、仕事の都合上、WindowsPCを使っていました。情報を整理してみると、思っていた以上に色々な機種を使っていたようです。

Gateway SOLO 3350

Windows Me| Celeron@500MHz|オンボード64MB SDRAM|メモリ 64MB|10GB HDD|外付け24倍速CD-ROMドライブ|メタリックブルー|12インチ

主なスペック(IT media/2024.3.17参照)

1998年に転職した会社は、当時では珍しい「リモートワーク」だったため、基本的に通勤がありませんでした。当初は、まだ使っていたPower Macintosh 7600/120で事足りたのですが、インターネットが急速に普及したため、どうしてもWindowsPCが必要となりました。MacとWindowsPCの間でメールやデータの送受信で不具合が多く発生したためです。
そこで、会社から好きなパソコンを購入しても良いというお達しが出たため、2001年?に白黒の牛模様が可愛い日本ゲートウェイ(現エイサー)のB5サイズノートPC「Gateway SOLO 3350」を購入しました。

EDiCube MW2300H

Windows XP Home Edition| Celeron@2.60GHz|Intel 865GV|メモリ 512MB|120GB HDD|DVD+R/RWドライブ|シングルTVチューナーカード|ホワイト・グレー|EDW17MV(17インチワイドモニター)

主なスペック(PC USER/2024.3.17参照)

2004年には、流石にMacを使わなくなり、GatewayのノートPCもスペック的に厳しくなってきました。そこで、Macを処分し、完全にWindowsに移行する際に、購入したデスクトップPCがEDiCube MW2300Hです。
この年の4月に猫を飼い始めました。足元でニャーニャー鳴くのでデスクに乗せると、モニターに映るポインターを追いかけていたのを懐かしく思います。遊び疲れたら書類トレーの中で丸くなって寝ている姿を横目に仕事をしていました。

仕事中の癒し(2004.6.15撮影)

VAIO type T(TX92S)

Windows XP Home Edition SP2| 超低電圧版 Celeron M 423@1.06 GHz|最大128MB(メインメモリー共有)|メモリ 512MB|40GB HDD|DVDスーパーマルチドライブ|カッパー|11インチワイド

主なスペック(SONY VAIO/2024.3.17参照)

2006年?に購入したWindowsノートPCです。SONYのWebサイトで見て、サイズ感、デザイン、カッパーの色に惚れて、衝動的に注文しました。
ワンセグチューナーを搭載したモデルもありましたが、デザイン的にアンテナがイマイチな感じがしたので、通常モデルを選びました。

Endeavor MR3100

Windows XP Home Edition SP2| Core 2 Duo E6400@2.13GHz|Intel G965 Express内蔵|メモリ 512MB|40GB HDD|DVDスーパーマルチドライブ|ホワイト・グレー|モニター不明

主なスペック(ASCII.jp/2024.3.17参照)

Endeavor MR3100は、購入時期も何もかも全く覚えていませんでした。過去の写真から思い出し、ネットで調べてようやく機種がわかりました。発売が2006年10月だったので、写っていた写真の撮影日から想定すると、2007年に購入している可能性が高いです。
写真中央のMR3100の上にWebカメラが写っているので、当時からオンラインミーティングを行っていたことが伺えます。
ちなみに、モニターを置いているデスクは、大学の入学祝いに親から贈ってもらった内田洋行のものです。1991年から使用しているので、この時点で17年物です。

黒いWebカメラが乗っているPCがEndeavor MR3100(2007.12.31撮影)

やっぱりMacユーザーに

時代も変わり、MacでもWindowsPCでもインターネットでメールやファイルのやり取りが問題がないようになると、初めてのパソコンがMacだったためか、やっぱりMacユーザーに戻りました。

iMac (27-inch, Mid 2010)

Mac OS X Snow Leopard|2.93GHz クアッドコア Intel Core i7|ATI Radeon HD 5670|メモリ 16GB|1TB HDD|8倍速SuperDrive|シルバー|27インチ

購入時の主なスペック(iMac (27-inch, Mid 2010)/2024.3.17参照)

2010年?、約10年ぶりにMacを購入しました。モニターが一体となったアルミボディと液晶の美しさ、「ジャーン」という起動音の響きに感激しました。DVD-ROMが使えるSuperDriveも内蔵していたので、データの保存や大容量データの受け渡しも便利でした。
長年使うことを考えメモリを最大の16GBまで積んだおかげなのか、結構、長く愛用した機種でした。
残念ながら2017年に液晶画面が故障してしまいました。

MacBook Air (11-inch, Mid 2012)

Mac OS X Lion|2.0GHzデュアルコア Intel Core i7|Intel HD Graphics 4000|メモリ 8GB|256GB フラッシュストレージ|シルバー|11インチ

購入時の主なスペック(MacBook Air (11-inch, Mid 2012) - 技術仕様/2024.3.17参照)

MacBook Airは、2008年の発売当時から欲しいと思っていたのですが、メモリが少ないので躊躇していました。
Adobeのアプリはメモリを食うのです!
しかし、どうしてもMacがもう1台必要になり、狭い部屋にiMacを2台置くのも何だなぁと思っていたところに発表されたのが、初めてメモリを増設できるようになった、この機種です。ずっと欲しかったこともあり、すぐにメモリを8GBに変更して注文しました。
ちなみに、2012年モデルの画面は銀縁です。2015年モデルまで続く銀縁MacBook Airは、ジョブズのAppleプロダクトへのこだわりを感じるので、今でも手元に置いています。

右側面には、Thunderbolt及びUSB3.0-Aポート、SDカードスロットがある(2024.3.18撮影)

ideacentre 300s

Windows 10 Home 64bit|Pentium Dual-Core G4400|Intel HD Graphics 510|メモリ 4GB|HDD 1TB|DVDスーパーマルチドライブ|ブラック

主なスペック(価格コム・スペック情報/2024.3.19参照)

この記事を書き終わった後に、全体を確認している途中で思い出したWindowsPCです。2016年?に購入していると思います。
なぜ、WindowsPCが必要になったのかというと、元々担当してたPowerPointの授業にWord、Excelが加わり3アプリを教えることになったからです。この授業の指定教材にはCD-ROMが付録されており、残念なことにWindowsOSにしか対応していないのです。
PowerPointの授業を担当していた頃は、まだMR3100を持っていたので問題なかったのですが、この頃には既に処分済みでした。
そのため、ideacentre 300sを購入しました。ほぼCD-ROM専用機でした。

iMac (Retina 5K, 27-inch, 2017)

macOS Mojave|4.2GHzクアッドコアIntel Core i7|Radeon Pro 580|メモリ 40GB|2TB Fusion Drive|シルバー|27インチ

購入時の主なスペック(iMac (Retina 5K, 27-inch, 2017) - 技術仕様/2024.3.17参照)

2017年に買い替えた機種です。前機種の液晶画面の故障は、全く映らなくなったわけではありません。一応、映像は表示されるのですが、画面の一部が滲んだようになり色や映りがおかしくなってしまいました。
流石に7年も経っているので買い替えを検討していると、6月に新機種が出ると分かりました。それまで何とか使い続け、発売と同時にCPUとGPUは最高スペックにしてAppleのオンラインストアで注文しました。Apple純正のメモリは高いので、Amazonで16GBを2枚購入し、合計40GBに増やしました。

実際に届いてみると、やはり感動します。2010年のiMacは久しぶりのMacということで感動しましたが、今回のMacは何といっても10億色に対応した5K Retinaディスプレイが際立ちます。

  • 0.1ptのラインもフォントのエッジも滑らかで美しい!

  • グラデーションの階調飛びがない!

  • ボディだけじゃなく、キーボードやマウスのプロダクトも良い!

ホント、Appleのプロダクトに対するこだわりには脱帽します。
ですが、どんなに素晴らしい製品でも使っているとガタが来ます。2022年の夏頃にiMacが挙動不審になりました。原因はHDDだということが分かり、自分で修理をしてもうしばらく使い続けました。

色々と映り込みがあったので画面を塗りつぶしたiMac 2017モデル(2024.3.18撮影)

MacBook Air (M1, 2020)

macOS Big Sur|M1 8コア|GPU 8コア|メモリ 16GB|SSD 1TB|シルバー|13インチ

購入時の主なスペック(MacBook Air (M1, 2020) - 技術仕様/2024.3.17参照)

2020年11月10日、Appleはインテルと別れ告げ、自社開発のM1チップと共に、MacBook Air、13インチMacBook Pro、Mac miniを発表しました。
奇しくも、世界中で新型コロナが蔓延し始めてから1年が過ぎようしている中でのホットニュースです。少し大袈裟かもしれませんが、世界中が驚きと熱狂を持って歓迎していたように感じました。
私も「これからのMacはこれだ!」と注文しました。これは正解だったようで、iMacの2017年モデルが故障した時も大いに活躍してくれました。
この頃は、新型コロナの影響によってリモートワークが増え、作業効率をアップするために自宅の環境を整えた人たちが、デスクツアーやガジェットを紹介している動画をたくさんアップしていました。使っていた椅子が壊れた時には、これらの動画がいっぱい出てきたのでとても助かりましたが、その時に私もデスクツアー動画の影響を受けたようです。
遅まきながら「私もM1 MacBook Airをメインのパソコンにして仕事ができるのでは?」と、作業効率を上げるために椅子やモニターを購入してデスク環境を整え始めました。そして、いずれはデスクツアーもやってみたいと思いながら作成したものが「作業環境のポスター」です。
今では、M1 MacBook Airをメイン機として使用しているため、せっかく修理したiMac2017モデルは部屋の隅でオブジェと化しています。

M1 MacBook Airをメインにしたデスク環境(2024.2.20撮影)

MacBook Air (13インチ, M3, 2024)

macOS Sonoma|M3 8コア|GPU 10コア|メモリ 24GB|SSD 512GB|スペースグレイ|13インチ

購入時の主なスペック(MacBook Air (13インチ, M3, 2024) - 技術仕様/2024.3.17参照)

最近、16GBでもメモリが足りないと感じることがあります。
大学で担当している授業は今でもオンラインが続いており、複数のアプリを立ち上げながら講義をしている最中に、レインボーカーソルが出るとヒヤヒヤします。

普段使いでは特に問題を感じないので、Macの購入を迷っているうちに、突然、M3 MacBook Airが発表されました。
レビュー動画や記事を見ていると、ワクワクが止まりません。
残念ながらM1とM3のMacBook Airを比較しているものを見つけられなかったのですが、いずれ買うなら今買っても同じだろうと思い注文しました。

38年間で12機種

こうして記事にしてみると、振り返りの中で思い出した機種もあり、書き初めに覚えていたよりも色々な機種を使っていたんだな思いました。現時点では2024年を含めてざっくり計算すると、38年間に12機種なので、平均すると大体3年ごとに購入していたことになりました。
皆さんは、パソコンの購入頻度は、どれくらいですか?

  • Mac:1993年〜2004年の12年間に2機種、2010年〜2024年の15年間に5機種

  • WindowsPC:2001年〜2010年の10年間に4機種、2016年に1機種

  • 合計:38年間に12機種

実は、M3 MacBook Airを注文後、届くのを待ちきれず、頻繁に配送状況を確認していました。そのうち、M3 MacBook Airのことで何か書きたくなりましたが、既に多くの記事がアップされています。悩んでいると、ふと、これまで使ってきたパソコンをまとめてみようと思い立ちました。
当時を思い出しながら、懐かしく、楽しく書くことができました。
これも「M3 MacBook Air」の効果でしょうか?w

3/22追記

無事、手元に

無事、予定通りに3/21に届きました。移行アシスタントでデータを簡単にコピーできたので、早速、新学期に向けて活躍しています。

3/19時点でまだ上海だったので予定通りに届くのか不安でしたw

「マガジン追加のおしらせ」が来た!

なんと、noteのITカテゴリ公式アカウント「note IT」さんから、3/21の夜に「マガジン追加のおしらせ」が届きました。noteのクリエイターによるパソコンのレビューや紹介などをまとめたマガジンでした。
確認すると読者のメリットに繋がる記事が多いようですが、私の記事は単に自分が過去に使ったパソコンを振り返っているだけです。
びっくりしたと共にとても光栄に思いました。取り上げてくださりありがとうございました。簡単ですが、ここでお礼申し上げます。

あなたの“経験”がもったいない

前田隆正著『「身の丈起業」塾』光文社(2008年)第1章見出しより

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