斎藤緋七

自称、ライターです。斎藤緋七、紺屋七虹のペンネームでKindleで出版をしています。会…

斎藤緋七

自称、ライターです。斎藤緋七、紺屋七虹のペンネームでKindleで出版をしています。会員の方はほぼ無料で読めますので、ぜひとも、読んでください! 「黒の数式」でメジャーデビューが決まっていましたが、元夫に妨害されて、夢は消えてなくなりました。斎藤緋七も紺屋七虹もどちらも私です。

記事一覧

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開口神社でおみくじをひきました。吉やった。ゆきちゃんとお酒呑みに行って、めっちゃ楽しかった。

斎藤緋七
3週間前
13

お祭りに行って来ました。

斎藤緋七
3週間前
8

「 あの世からからの通知 」

手紙には 写真と歯 この世には 彼はいないと 知らせたかった?

斎藤緋七
2か月前
16

「 ある種の表現法 」

手紙には 片仮名ばかり ア・イ・シ・テ・ル 小筆の先に 血を含ませて

斎藤緋七
2か月前
11

「 声に出して読んでみて? 」

「手紙には」 呟く我背の 首筋に 刃を当て「何て? 」 力を込める

斎藤緋七
2か月前
5

「 水面には 」

手紙には .(ピリオド)だけが 浮かんでる この池には 君の首だけ

斎藤緋七
2か月前
7

#シロクマ文芸部「慣れって怖い」

夏は夜 闇に漂う 青い火を 見慣れるお盆 人魂三つ #シロクマ文芸部

斎藤緋七
2か月前
7

#シロクマ文芸部 100文字ショートショート「終章」

夏は夜に家を抜け出し恋をした。恋は不倫だった。あっと言う間に愛に変色し、腐敗が始まった。恋の命が尽きた後も私の執着だけが残ってしまった。恋情も憎しみも下ろした幕…

斎藤緋七
2か月前
3

#シロクマ文芸部「夜の快楽」100文字ショートショート

夏は夜がいい。闇が深いから罪を人のせいに出来る気がする。私は、夫が入れあげている女を絞殺してゴミ集積場に捨てた。「行方不明の女児(8)遺体で発見される」クソガキ…

斎藤緋七
2か月前
1

#シロクマ文芸部「振り返らずに、ただ、逃げろ!! 」

夏は夜 澄んだ空気と 刺さる音 偶然に見た 時丑の刻 #シロクマ文芸部

斎藤緋七
2か月前

私は東日本の震災を「サンテンイチイチ」と言う人間が嫌いだ。物凄く薄っぺらな表現のように感じる。私は「東日本の震災が起こった日」若しくは「震災があった3月11日」と言う言い方をする。「サンテンイチイチ」と言ったことはない。何も変わらないかも知れないけど、私の拘りの一つだ。

斎藤緋七
2か月前
9

200文字ショートショート「挽き肉」

日曜日はお好み焼きだった。私はボールの中身を混ぜ始めた。ボールにはいつもの豚肉ではなく、挽肉が入っていた。母はピカピカになるまでフードプロセッサーを洗って、何故…

斎藤緋七
2か月前
3

#シロクマ文芸部「あなたが腐らせた」

手紙には 何も書かずに 恨みだけ 込めてあなたの 自宅ポストへ #シロクマ文芸部

斎藤緋七
2か月前
4

#シロクマ文芸部 短編小説「忘れていたもの」

 手紙には「佳代子を殺した犯人は同じ課の水田」と書かれていた。一昨日、同僚の佳代子が絞殺された。警察は犯人の目処もついていないようだ。  佳代子が殺された丁度7…

斎藤緋七
2か月前
6

#シロクマ文芸部「つけぶみ」

手紙には 愛という文字 隙間なく 赤いインクは 背筋が凍る #シロクマ文芸部

斎藤緋七
2か月前
3

100文字ショートショート「いつかの浮気と検梅日」

今日は二人で過ごす日曜日。朝は1杯の水。ブランチ後の薄いコーヒー。3時の紅茶。夕食後の梅昆布茶はあなたのブーム。私の粘膜を入れて混ぜたんだ。愛しあっている、私と…

斎藤緋七
3か月前
5

お祭りに行って来ました。

「 あの世からからの通知 」

「 あの世からからの通知 」

手紙には
写真と歯
この世には
彼はいないと
知らせたかった?

「 ある種の表現法 」

「 ある種の表現法 」

手紙には
片仮名ばかり
ア・イ・シ・テ・ル
小筆の先に
血を含ませて

「 声に出して読んでみて? 」

「 声に出して読んでみて? 」

「手紙には」
呟く我背の
首筋に
刃を当て「何て? 」
力を込める

「 水面には 」

「 水面には 」

手紙には
.(ピリオド)だけが
浮かんでる
この池には
君の首だけ

#シロクマ文芸部 100文字ショートショート「終章」

#シロクマ文芸部 100文字ショートショート「終章」

夏は夜に家を抜け出し恋をした。恋は不倫だった。あっと言う間に愛に変色し、腐敗が始まった。恋の命が尽きた後も私の執着だけが残ってしまった。恋情も憎しみも下ろした幕ももう一人の主役も捨てた。波の間に間に。
#シロクマ文芸部

#シロクマ文芸部「夜の快楽」100文字ショートショート

#シロクマ文芸部「夜の快楽」100文字ショートショート

夏は夜がいい。闇が深いから罪を人のせいに出来る気がする。私は、夫が入れあげている女を絞殺してゴミ集積場に捨てた。「行方不明の女児(8)遺体で発見される」クソガキのくせに人の夫の心を盗んだ罪を思い知れ。
#シロクマ文芸部

私は東日本の震災を「サンテンイチイチ」と言う人間が嫌いだ。物凄く薄っぺらな表現のように感じる。私は「東日本の震災が起こった日」若しくは「震災があった3月11日」と言う言い方をする。「サンテンイチイチ」と言ったことはない。何も変わらないかも知れないけど、私の拘りの一つだ。

200文字ショートショート「挽き肉」

200文字ショートショート「挽き肉」

日曜日はお好み焼きだった。私はボールの中身を混ぜ始めた。ボールにはいつもの豚肉ではなく、挽肉が入っていた。母はピカピカになるまでフードプロセッサーを洗って、何故か満足気だ。妹がホットプレートにサラダ油を敷き、薄く伸ばした。「焼きます〜 」私はボールの中身をホットプレートに移した。いつもとは違う匂いがした。物凄く嫌で、香ばしい匂い。「お父さんが家出したのよ! 」母の目が嘘をついていた。      

#シロクマ文芸部「あなたが腐らせた」

#シロクマ文芸部「あなたが腐らせた」

手紙には
何も書かずに
恨みだけ
込めてあなたの
自宅ポストへ
#シロクマ文芸部

#シロクマ文芸部 短編小説「忘れていたもの」

#シロクマ文芸部 短編小説「忘れていたもの」

 手紙には「佳代子を殺した犯人は同じ課の水田」と書かれていた。一昨日、同僚の佳代子が絞殺された。警察は犯人の目処もついていないようだ。
 佳代子が殺された丁度7日後に、人事課に手紙が一通届いた。でも、佳代子がいた営業課には後にも先にも水田と言う人間はいない。
    暫くして、派遣社員の飛騨邦彦が佳代子殺しを自白した。痴情のもつれの末の殺人らしい。自白は、気の小さい飛騨が自分の罪に押しつぶされたの

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#シロクマ文芸部「つけぶみ」

#シロクマ文芸部「つけぶみ」

手紙には
愛という文字
隙間なく
赤いインクは
背筋が凍る
#シロクマ文芸部

100文字ショートショート「いつかの浮気と検梅日」

100文字ショートショート「いつかの浮気と検梅日」

今日は二人で過ごす日曜日。朝は1杯の水。ブランチ後の薄いコーヒー。3時の紅茶。夕食後の梅昆布茶はあなたのブーム。私の粘膜を入れて混ぜたんだ。愛しあっている、私とあなた。逝くときも、伴に同じ性病の果て。