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年末年始のキャリアたな卸し!withコロナのキャリア戦略を考える!

こんにちは!
T&Aフィナンシャルマネジメント代表のさいとうです。

2020年もあとわずか。
今年はどんな年だったでしょうか?

今年は世界中がコロナで右往左往した年であり、おそらく後世においても鮮明に記憶されてしまう1年となったのではないでしょうか?

年末年始は1年の振り返りをする人が多いかと思いますが、今回は、そんなコロナ禍に見舞われた1年の中、「キャリア」という観点から来年に向けてのキャリアたな卸しという点について考えてみたいと思います。

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2020年のキャリア戦略の明暗

コロナ禍によって、キャリアプランが不本意に中断を余儀なくされた方、反対にコロナ禍であっても思い通りのキャリアプランの進展が見られた方。
2020年は「キャリア」という観点においても十人十色の状況だったかと思います。

ご自身の在籍されている会社の経営が、どうしてもコロナ影響を受けて業績が芳しくなく、処遇の見直しや、退職を余儀なくされてしまった方もいるかもしれません。

また、テレワークなどの「新しい働き方」も急速に浸透し、ワークスタイル自体が一気に変化した方も多かったかと思います。

いろいろな変化があった2020年ですが、しかし唯一いえることは、人生一度きりであり、ビジネスパーソンとして活動できる期間が、大学卒業後の22歳から、一般的な定年退職のタイミングである65歳までの43年間だとすると、いろいろな突発的なイベントがあったとしても、1年間という期間はビジネスパーソンとして活動できる期間の2%強を占めており、そのウェイトたるや、実は非常に大きいものということができます。

したがって、どんな突発的な、ときに不幸なイベントが発生してしまったとしても、ビジネスパーソンにとっては、その成長を一刻たりとも止めてはならないということができます。

私のキャリア感

現在はT&Aフィナシャルマネジメントという、ベンチャー企業に特化した経営財務支援、中小規模M&Aのコンサルティングを提供しているファームの代表をしている私ですが、先日の自己紹介にも書かせていただいたとおり、キャリアとしては金融コンサルから事業会社の経営企画まで6回の転職で7社のサラリーマンを経験してきました。

転職回数は多いかとは思いますが(ジョブホッパーか??)、転職に際しての「軸」は、常に「経営に近いところで仕事がしたい」という思いでした。

結果、金融コンサルにおいては経営者に方に対するファイナンス支援、そして事業会社においては経営者の常に側近として経営企画業務に従事することができました。

確固たる「転職軸」「キャリア軸」を持つことが肝要

長いビジネスパーソンとしての人生においては、時に自暴自棄になったり、気分の落ち込みから自信を喪失するタイミングもあるかもしれません。

ただ、キャリア選択においては必ず、「転職軸」と「キャリア軸」を確固たるものとして持っておく必要があります。

私自身は業界業種についてはバラバラでしたが、しかし、「経営のプロフェッショナル」としてのキャリアを貪欲に追求してきたからこそ、今の仕事に繋がっているという自負があります。

抜本的な勇気あるキャリアチェンジをされる方もいらっしゃるかもしれませんし、人生にはやり直しも可能なので、唯一のビジネススタイルを一貫して貫こうとまでは言いませんが、しかし、ビジネス経験を複層的に重ねてゆくためには、確固たる「キャリア軸」を持ち、それに基づいたキャリア形成が肝要だと思われます。

withコロナのキャリア戦略を考える

キャリア戦略において、転職という手段は非常に有効であることは間違いありません。

終身雇用という雇用形態は限界を迎えており、新卒で入社した企業が40年後にも変わらず存在していること自体が稀な時代となっています。

したがって、ビジネスパーソンにとっては、転職の意向が強かろうが弱かろうが、否応なく転職を余儀なくされてしまいます。

そんな時代においては受け身の転職をするのではなく、選択肢としての転職を能動的に受け止め、それを活用してゆく必要があります。

ただ、現時点においてはコロナ影響による未曽有の転職難となってしまっています。

正直、2020年の1月頃までは、逆に空前絶後の「売り手市場」だったかと思われますが、コロナ影響による業績の不透明性が顕著になって以降、転職市場は一機にシュリンクしてしまいました。

そんな供給過多な転職市場において、積極的に転職を求めることは、もしかしたら自分自身の安売りに繋がるかもしれませんし、そもそも自分自身が希望する職種や業種における採用ポストが見つからないかもしれません。

そういった時代においての定石は、「座して待つ」ことではありません。
ただ、闇雲に攻めまくるとよいことはないことは間違いありません。

すなわち、今の環境で可能な限りの成長を実現し、そして、来るべきチャンスを虎視眈々と待つ、というスタンスを明確にする必要があります。

具体的には、正直このタイミングでの転職は避けた方がよいかと思っています。
なので、今在籍する会社の本業で最大限の成長を実現し、高い成果を上げることに集中するべきです。
そして、自己研鑽に励み、来るべきafterコロナのタイミングで転職も含めた抜本的なキャリアアップを志向すべきと考えています。

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キャリアのたな卸しを通じて、自分自身を見つめなおそう!

上記をまとめると、年末年始の振り返りと、次なる1年での目標設定としてすべきことは、

✅withコロナでの自分自身のキャリアアップの結果検証
✅自分自身の将来キャリア展望の再確認
✅自分自身に足りない点の謙虚な反省
✅「あるべき姿」に向かってのアクションプラン策定

かと思います。

まずは、ご自身のキャリア形成の見直しを最優先で行うべきだと思います。

自分自身が「何ができて、何ができないのか?」、そして、「できないことができるためには、何をすればよいのか?」について深く自問自答し、そのためのアクションプランの策定を行う必要があるものと思っています。

ご自身のキャリアをたな卸しして、目標設定を明確にすることで2021年のアクションプランが明確化されるかと思います。

withコロナの状況においては、そのアクションプランを実直に遂行してゆくことが最善のキャリア戦略だと思っています。

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