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秋田県の給料と斉藤光学製作所

こんなにも秋田から雪が無くなるのが早いと、嬉しいような悲しいようなと思う今日この頃であります。齊藤大樹です。
さて、本日の記事は「中小企業の賃金」がテーマです。
幸いながら、秋田県の月間情報冊子「ビックあきた」や、NHK秋田様から取材を受けたりなど、メディアに出ることが多くなってまいりました。
そこでも秋田県の賃金についてのテーマがありましたので、弊社noteでも発信していこうと思います。

秋田県の賃金水準の現状

いきなり結論から入りますが、秋田県の賃金水準は全国的に低いです。
確かに都心部でもないし、政令指定都市でもないですが、東北の他の県と比べても賃金水準が低いのです。
令和3年度、厚生労働省の都道府県別賃金データを見ても秋田県は日本で3番目に賃金が低いというデータが出ています。(下記より参照)www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/dl/10.pdf

私は、秋田県の賃金が低い要因のひとつとして、収益力が低いことが挙げられると考えています。
※収益力は、ここでは「新しい仕事の受注や製品のコストダウンによって収益をより多くあげること」とします。
この収益力を高めるには、付加価値の高い事業を生み出していく必要があり、付加価値の高い事業を生み出すためには、「技術力や生産性の向上」が必要になると思っています。
弊社で積極的に行っている、技術開発・DXの推進・社内の人材育成などは、事業の付加価値を高めるために必要なアクションです。

もちろん秋田県内にも、既に高い技術力と生産性を保有している企業はたくさんありますが、
「事業の付加価値を上げる」ということに対して、秋田県の企業全体がより課題感をもって取り組む風潮を作っていくことが、非常に大事なのではないか?と考えています。

秋田での就職希望者が求めること

一方、秋田に就職する人たちは、何を求めて就職するのでしょうか?
一旦、全国の就職希望者が何を企業に求めているのかを見てみましょう。

こちらの画像は、20代の転職者がなぜその職場を離れるのかという理由をランキング化したものです。
※出典:https://www.neo-career.co.jp/humanresource/knowhow/b-contents-middlecareer-chutosaiyo_doukou-181212/

これをみると、1位が「賃金の低さ」、その次も「やりがいの無さ」そして「業界への不安」となっています。
ちなみにこちらのデータは、20代だけでなく、30代、40代も同様の結果となっていました。

上記に挙げた賃金水準の低さと合わせて考えますと、
秋田に就職する人たちは、もしかすると賃金に対しての満足よりも、地元に就職することの安心感や、暮らしやすさ、秋田が好きである気持ちなど、様々な思いが複合的に重なり合って、結果秋田で働くことを選んでいるのではないでしょうか。

ただ、私たち受け入れ企業側としては、秋田に就職を検討する人にとって魅力的な企業に映るよう、働き甲斐や満足度の向上はもちろんのこと、賃金や福利厚生など待遇改善にも努めていかなければいけません。

斉藤光学製作所のVision

弊社の企業理念では、「物心両面の幸せ」という言葉を入れています。
つまり「物=賃金、福利厚生 心=働き甲斐、満足度」として働く社員にも幸せになってほしい、という理念を示しています。

ありがたいことに、この度NHK秋田様の方で賃金向上をテーマに取材を受ける機会をいただいたり、
昨年は秋田県の「リーディングカンパニー創出応援事業」で採択をいただき、県の支援のもと、人材育成、広報採用の強化、DXの推進など、実際に賃金や社員の満足度向上のために様々な活動に継続的に取り組み始めています。

今まで行ってきた取組としては、社員満足度調査の実施、1on1での社員面談、福利厚生制度の改善、社内コミュニケーションツールの導入を行ってきましたが、大切にしたのは「対話」です。
社員と経営者、上司と部下、同僚同士、それぞれが互いの価値観や思想を共有し、その上で同じベクトルを向いていくことが大事と考えています。

弊社では、賃金の面もそうですが、まずは社員が幸せに働いてくれることを第一に掲げ、秋田県のリーディングカンパニーを目指して、これからも邁進していきたいと思っています。

また、秋田県の月間情報冊子「ビックあきた」様の方でも若者、そして秋田県についての想いについて掲載されておりますので、よろしければご覧ください。

まとめ

今回の記事では秋田県の賃金水準の現状、秋田の就職希望者が求めること、そして弊社の賃金および社員満足度の向上への取り組みについて綴ってきました。
弊社が秋田県に根付いた企業として「リーディングカンパニー」を目指していくことに強い意義を感じていますので、これからの記事では秋田県について考えていることを定期的に題材記事にしていければと思います。

ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。
引き続き弊社note記事を更新していきたいと思います。
次回の記事をお楽しみに!

斉藤光学製作所 齊藤大樹


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