北海道の状況分析~5/4現在

 4/19に北海道の分析をした後、あまりに感染者数の伸びがすごくて、分析を怠っていましたが、GWということで桜も満開となり外出する方がひそかに増えていることが想像されるため、現段階での北海道の状況をあらためて確認します。※実際、実家の前の公園には連日人があふれているそうです。

 以下は道庁が昨日発表した感染状況になります。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tkk/singatakoronahaien.htm

北海道の発生状況_0504

 4月になってからほぼ線形で陽性者数が増えています。一方で5月に入ってから陽性から陰性に変わった方が増えており、感染している人よりも治っている人の数が多くなったことがわかります。
 また、5/3,5/4の検査数がそれぞれ120人,173人で感染者は25人、31人となっていることから、だいたい検査を受けた方の20%程度が陽性であるようです。現状観測以降は12%程度のようなので、トータルで考えると直近の陽性率があがっているのかな?誤差の範囲かもしれないので、もう少し継続的に見る必要があるかもしれません。参考までに吉村知事が発表した大阪モデルでは陽性者率7%未満を7日連続で自粛解除となりますので、北海道はまだまだな状態です。お気を付けください。

 また、同じく、これまでに北海道および札幌の新型コロナ感染症対策本部の発表から亡くなった方について前回よりも若干数字が増えてきたのであらためて掲載します。

①公表されている42名の亡くなった方の性別。

北海道の死亡数性別_0504

70%程度が男性となっています。北海道の陽性患者数の性別比率は
 女性:男性 = 454:406
と女性の方が多いのです。でも、亡くなっているのは圧倒的に男性が多いのです。考えさせられますね。

②亡くなった方の居住地

北海道の死亡数居住地_0504

 北海道は途中から居住地の発表を控えるようになっています。そのため、札幌の対策本部の発表は札幌の人、北海道のはその他の地域にお住いの道民という観点で見ることにします。北海道の人口の37%が札幌に集中していますので、大体その比率で亡くなった方が札幌にお住まいだったことになります。

③亡くなった方の年齢層

北海道の死亡数年齢層_0504

 こちらをみてもわかる通り、体力が落ちている高年齢の方について注意する必要があります。そして、もう一つデータを出します。

④北海道の感染者の年齢分布

北海道の感染者数年齢層_0504


 北海道においては、40代~70代の方の感染者数が非常に多くなっています。この分布は人口ピラミッド的にも正しいと思われ、そのままの比率で感染が広がっていることがわかります。東京では若者が感染して年齢が高い方々に移していると思われており、全国も同じように報道はされていますが、上記を見ると若い方の感染よりは中年世代の感染からその親世代への感染への広がっているように数字としては見えなくもないですね。北海道では介護施設や病院、イベントでのクラスタが発生しているため、一概には判断はできないことはご容赦願います。また発表によると100代の方も5名感染されているようです。(全員女性) ぜひこの状況を乗り越えて北海道新幹線が札幌まで延伸される時まで生きていただきたく思います。
※データが一部おかしいのは、北海道の発表のなかで突然スペースが発生したり、全角と半角が混ざったりしていたからですね。チェックするの忘れちゃいましたがご容赦ください。


 いずれにしても、ふるさと北海道が早く落ち着きを取り戻し、夏には帰省できる状態になってもらいたいと切に願います。

がんばろう!北海道! 試される大地!※古いキャッチフレーズです。

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