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シャツを修理に出してみた。ー大量生産大量消費からの脱却ー

シャツの捨て時というのはなかなか難しいもので、2~3年着ていれば襟の後ろがほつれてくるもの。
また、襟や袖口に皮脂汚れがたまり、どことなくクタっとした、うらぶれた感じになってしまいます。

他方で、前身頃、後身頃はシミさえついてなければまだまだキレイなことも多い。こんな時、襟や袖口のほつれだけを理由に捨ててしまうのは何とももったいない。
プチプラ的なシャツを買って使い捨てるように着るというのはいい歳をしたオトコのやることではない・・・

というわけで、税込6000円弱の鎌倉シャツの既製品を修理に出してみました。

おそらく2~3年ほど着用。とても淡いブルーが気に入っています。オックスフォードです。
首筋の垢で襟周りが全体的に薄汚れてしまっています・・・

以前は鎌倉シャツにも修理してくれるサービスがあったのですが、採算が合わなくなってサービスが終了したらしい↓↓↓。

というわけで、ネットでシャツの修理の業者さんを探していろいろ見させて頂いたところ、フラウ株式会社さん↓↓↓にやってもらうことに。

決め手は、似たような生地があれば探してくれるのでクレリックにしなくてもよいかもしれない、という点。
あとはWEBサイトの注文の流れの記載のわかりやすさ。

WEBか注文用紙に希望を書くのですが、決めるべきことが結構色々ある・・・

以前から気になっていた以下の2点を修理を機会に解消したいと考えリクエスト。
①襟周りがキツイ→+1cmの襟を装着。
②左手首のカフス周りが腕時計をしたらパンパン→右手首よりも+1.5cmに。
これらはいずれも可能とのご回答。

また、以下の2点もダメもとで相談。
⑴クレリックの場合、白のブロードの生地になるとWEBには書いてあるところ、オックスフォードにしたい。
⑵襟型について、WEBにはラウンドはホリゾンタルのみだが、ラウンドのワイドにしたい。
→これらもいずれも可能とのご回答。

ラウンドにしたかったのは、クレリックというのは何となくカワイさがあるので、いっそラウンドにしてさらにかわいくしてみようという考えからです。クレリックもラウンドも、新品だったらしないチョイスなのでこの際に。

自由度が高い・・・素晴らしい・・・

↓↓↓シャツを送ってから約3週間ほどで修理されたものが送られてきました。

いい感じです。
右の襟先が少し低いか?
もともとの仕様と同じでカラーステイ装着です。


少しズレが生じています。
左手首のカフス幅はバッチリになりました。
クレリック+ラウンドでかなりカジュアルになりました。やはり右の襟先が少し低い?

これだけ勝手に注文をつけて、送料800円込みで4380円でした。
キレイに送るためには仕方のないことかもしれませんが、やって頂いた仕事に比して送料が高い・・・

4300円では新品の鎌倉シャツは買えませんので、この修理によってこのシャツをあと2~3年着ることができれば全くもって良いお金の使い方ではないかと考えますが、いかがでしょうか。

結論として、修理してよかったですし、フラウさんにお願いして良かった。また別のシャツがほころびたらお願いしたいです(面倒なことを言う客はご免だと言われるかも知れませんが・・・そこはシャツへの熱意ということで平にご容赦頂きたく・・・)。

4300円あれば1枚シャツが買えるではないか、というご意見もあるでしょうが、そこは地球環境のため、的な話で、捨てなくてよい、まだ使えるモノを無下にしたくはない、という観点も大切にしたいなと。

大量生産大量消費で経済が回っている・・・という側面ももちろんあるにせよ、それだけが全てではない。

これからもいろいろなモノをコツコツと修理しながら使って行ければと思います。

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