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はじめまして、埼玉県の公務員の勉強会です。

はじめまして!藤井史帆と申します。埼玉県庁で働いていている公務員です。私のnoteを発見していただきありがとうございます!

このnoteは、埼玉県さいたま市を拠点として活動している、官民合同の勉強会「Saitama Prefecture inc.」(通称「SPI」)で2年間取り組んできたことをまとめています。


私が公務員になったきっかけ

はじめに、私がなぜ埼玉県庁で働きたいと思ったのかを少しお話させてくださいm(__)m
私の実家は埼玉県川越市に近いところにあります。お恥ずかしながら、大学2年生の時に初めて、川越の「蔵造りの街」を知り、友達と歩きました。その時に立ち寄ったいくつかの個店の店員さんがすごくお元気で。お話していると、川越の魅力を嬉しそうにたくさん教えてくださいました。皆さん、川越で暮らしながら働くことに誇りや生きがいを持っていらっしゃるんだなぁ!と私まで嬉しくなったんです。「こんな風に、どの地域に住む人も、地元の個性を好きになって、地域内外の人と繋がりながら、生き生きと暮らすことができたら幸せだろうな」と感じ、埼玉県庁で地域活性化の仕事がしたい!と思い、入庁して今に至ります。

SPIという勉強会について

さて、SPIの話に戻りますが、SPIでは、民間企業で日常的に行われている、エビデンスに基づくマネジメントやプロジェクトの進め方を参考にすることで、自分の職場でのマネジメントや行政政策の質を高めて、県民に貢献したいと思って活動してきました。

読者の皆さんの中に公務員がいらっしゃったら共感していただけるのではないかと思うのですが、行政の職場におけるマネジメントや政策形成は個人の力量に委ねられているところがあり、組織としての体系的・統一的なマネジメントや政策形成プロセスを経ていないのが現状ではないかと思います。
私がそう感じたのは、地域の活性化に関わる部署に所属していた時です。庁内の予算要求の時期に、ビジョンや目標を確認したり、目標に対する現状分析や議論を十分にできずに事業を考えている自分に気付いてモヤモヤしたことがありました。

2年前、「これまで以上に県民への説明責任を果たして、質の高い政策をつくっていきたい」「民間の手法を勉強したり、現場に出て県民の声を聞きたい」と感じて、民間の方にご相談したのがSPIを始めるきっかけです。

そこから多種多様な職業・年代のメンバーが集まり、民間企業の方のファシリテーションのもと、特定の地域課題について皆で議論してきました。

こんなメンバーがいます

ここで、SPIメンバーをざっくりご紹介しますね。
最近参加されているメンバーだと6名程度で、年代は30代〜40代、私以外は男性です。公務員、コンサルタント、IT企業、保険会社などでお勤めされている方がいます。
共通点としては、全員が、「埼玉県をより良くしたい!」という思いを持っていること。そして、公務員は公務員のやり方だけではできないところがあるのではないか?と考えていて、民間の方は、公共に興味があってやりたいことをやりたい!と思って参加されています。
毎回、参加される皆さんの異なる視点や考えに刺激を受けています。これからも個性豊かなメンバーの話も盛り込んでいくので楽しみにしてください!

私達が研究していること

では、そんなメンバーと一緒にどんな活動をしてきたのか?です。
活動を始めた最初の1年は、「埼玉県が良くなる」ことをゴールに置いて、ロジックツリーでブレイクダウンしていきました。ゴールと現状のギャップを課題として挙げ、その中でも、自治会に焦点を当てることにしました。課題や解決策を検討するにあたっては民間の手法を使っています。
2年目になると、実際に自治会の活動をされている自治会長さんに悩みをヒアリングさせていただきました。現在、キーマンとなる方々とオンラインで繋がり、引き続き課題解決に向けて、伴走させていただいているところです。
(自治会長さんもキーマンとなる方々ととっても熱意があって素敵な方々ばかりです!)
自治会と同時並行で、児童相談所の方のお悩みも議題にあげて、民間の手法で解決策を検討してきました。結果、SPIで解決のヒントを得ていただき、具体的な改善のアクションまで結ばれています。
自治会、児童相談所、それぞれどんな民間の手法を使って議論してきたのか、詳しい方法や内容は今後改めてご紹介しますね。

皆さんのご参加をお待ちしています。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
このnoteを通じて、同じ思いを持つ方とつながり、ご一緒に行政政策の質を高めて、地域にある様々な課題を解決していきたいなと思います!民間の方にとっては、公務員がどのような地域課題と向き合い、考えているのか、政策形成の背景やプロセスを知っていただけると、地域課題をビジネスにも活用しやすくなるのではないかと思います。官と民が同じテーブルで話し合うことで、行政内部の政策形成の質の向上と同時に、官民連携の質も高めていけるのではないかと思っています。

すごく真面目に勉強しているように見えるかもしれませんが・・・
日頃の活動は月2回、お菓子を食べたり、燻した醤油に漬けたイクラを食べたりしつつ、ゆるっと行っていますので、興味を持たれた方がいたらお気軽に参加してみてくださいね♪

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