埼玉県 公務員&ビジネスパーソンの勉強会【SPI】

埼玉県庁で働いている女子公務員です。行政の中で、もっとできることを増やしたいなと思い、…

埼玉県 公務員&ビジネスパーソンの勉強会【SPI】

埼玉県庁で働いている女子公務員です。行政の中で、もっとできることを増やしたいなと思い、民間企業、地方公務員の皆さんと一緒に合理的なマネジメントや企業の戦略プロセスを使って政策を作る自主勉強会を2019年頃からはじめました。ここでは、そこで考えたことを残していこうと思います。

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「カスタマージャーニー」「ペルソナ」で里親を増やす政策を考えてみよう

みなさん、こんにちは!藤井史帆(埼玉県庁で働く公務員)です。 前回は、民間企業のビジネススキームを行政の仕事にどうやって取り入れていけるかということを書かせていただきましたが、今回は、「ペルソナ」という概念についてです。 私達行政は、施策を作るときについ、全ての住民を施策の対象として考えてしまいがちですが、中にはターゲットを絞った方が効果が出る施策もあります。 そんな事例として児童相談所の養育里親を増やす方法について、SPIのメンバーがマーケティング手法を使って考えた時のこ

    • 行政の仕事×ビジネススキーム

      私達がこの会で勉強している理由は、「これまで以上に県民にとってよい政策をつくれるようになりたい」ということです。 今回は、民間企業のビジネススキームを行政の仕事にどうやって取り入れていこうか私が考えてきたことを書いてみます。 EBPMは私には難しすぎて使えなかった行政の世界では以前から、EBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング。 証拠に基づく政策立案)という方法が議論されています。内閣府では、こんな定義をしています。 EBPMとは、「政策の企画をその場限りの

      • なんで「お役所仕事」が生まれるの?

        みなさん、こんにちは!藤井史帆(埼玉県庁で働く公務員)です。 このnoteは、埼玉県さいたま市を拠点として活動している、官民合同の勉強会「Saitama Prefecture inc.」(通称「SPI」)で2年間取り組んできたことをまとめています。どうぞよろしくお願いします。 第2回目となる今回は、私を始め、公務員のSPIメンバーが日々感じている、公務員としての「もどかしさ」「課題感」について、書いてみますm(__)m なんで「お役所仕事」になるの?「お役所仕事」という言

        • はじめまして、埼玉県の公務員の勉強会です。

          はじめまして!藤井史帆と申します。埼玉県庁で働いていている公務員です。私のnoteを発見していただきありがとうございます! このnoteは、埼玉県さいたま市を拠点として活動している、官民合同の勉強会「Saitama Prefecture inc.」(通称「SPI」)で2年間取り組んできたことをまとめています。 私が公務員になったきっかけはじめに、私がなぜ埼玉県庁で働きたいと思ったのかを少しお話させてくださいm(__)m 私の実家は埼玉県川越市に近いところにあります。お恥ず

        「カスタマージャーニー」「ペルソナ」で里親を増やす政策を考えてみよう