ボドゲ作りロードマップ01

初心者向け🔰ボードゲームの作り方 前編

私と一緒にボードゲームをつくりましょう!

この記事がオススメな人
✅ボードゲームを作りたいけど、経験が無い人
✅ものづくり自体の経験が無い人

誰でも作れるボードゲームの作り方

はじめまして。物書きVtuberの如何屋(いかがや)サイとです。
趣味でボードゲームを作っています。

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今回は本当に初歩の初歩から話し始めたいと思います。

Q.マジで誰でも作れるの?
A.日本語の読み書きができて、小学4年生から分かるように書いてます。

ボードゲーム作りのロードマップ

ゴールまでの道のり(一例)

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人によって違いはありますが、今回はこの順番どおりに進めます

「時間」と「資金」を用意してスタートを切ろう

ボードゲームゲーム作りは時間とお金を使います。
今回のお話はこれらを用意する理由と方法です。

「のべ120時間」を用意する理由と方法

あらかじめ時間を用意すると、時間を掛けすぎるリスクが減ります。
時間を掛けすぎるリスクは失敗に気づくチャンスが少ないことです。

今回は2ヶ月(60日)でゲームを作ります。
毎日2時間、週1で8時間をゲーム作りに充てると約120時間です。

慣れると1ヶ月でゲームを作れますが、初心者は倍の2ヶ月とします。

「10万円」を用意する理由と方法

だいたい10万円前後の制作費が掛かると考えてください。
下の箇条書きは100セットの制作費の内訳(一例)です。

・テスト版制作費(紙代+インク代+小物代):¥1,000~¥3000
・テストプレイ会費:¥1,000~¥5,000
・イラスト発注費:¥0~無限
印刷代(本体+説明書+箱+送料):¥40,000~¥100,000
・イベント参加費(参加費+移動費+送料):¥10,000~¥20,000
・宣伝費+ボドゲ系オフ会等の移動費:¥5,000~¥30,000
・在庫管理費:¥0~¥3000
・購入者向けのイベント費:¥5,000~¥20,000

見て分かるとおり、資金が必要になるのは印刷代からになります。
資金調達は先送りしても良いです。

ボードゲームの資金調達はクラウドファンディングがあります。
あとは自腹を切りましょう。

Q.クラウドファンディングで資金調達できるの?
A.企画によります。これで資金調達できない企画は自腹を切っても売れないと思って良いです。少なくとも試金石にはなると思います。

ボドゲ作りロードマップ02

「経験」は検索術、人脈、足、Twitterで稼ぐ

体験と感覚を元に自分が作ろうとする作品のビジョンを持ちます。
今回のお話は経験を得るために必要なものについてです。

「経験」とは遊ぶこと

作ろうとする作品は何かしらのジャンルに属しています。
ボードゲームのジャンルが分かるページを箇条書きにしました。

ボドゲーマ-人気のメカニクス
ジェリージェリーカフェ-ボードゲームメカニクス集
部屋とボードゲームと私と酒と泪と男と女-ボードゲームのメカニクス

同じジャンルのゲームは似たようなルールや動きが出てきます。
他にも遊んでいるプレイヤーや絵の違いも分かるはずです。

「検索術」「人脈」「足」「Twitter」とは?

検索術は造語で、知りたい情報にたどりつく技術のことです。
このnoteを読んでいる人に話す必要はないかもしれません。

まず、調べる時はインターネット以外も使いましょう。
ボードゲームの情報源はネット以外だとイベントと人です。

ゲームデザイナーが集まる会に足を運び、直にお話を伺ってください。
そういう会を調べるには以下のwebサイトを使うと良いです。

ツイプラ https://twipla.jp/
ジモティー https://jmty.jp/
Facebook https://ja-jp.facebook.com/

調べると分かりますが、ゲームデザイナーは東京、大阪、名古屋にいます。
田舎でボードゲーム作りは大変です。

また、Twitterでボードゲームを作っている旨を表明してください。
ゲームデザイナー同士で人間関係を作りやすくなります。

Q.ゲームは作りたいけど、作りたいゲームは無い
A.自己分析しましょう。何かを得る手段としてゲーム作りを選んでいるだけかもしれません。ゲーム作りにこだわる必要はないと思います。

ボドゲ作りロードマップ03

最初に作った「企画書」が最後に成功を運んでくる

失敗の先にあるのが成功です。
企画書はなぜ失敗したのかを明らかにし、成功までの道筋を示します。

マーケティング、現状分析、目的の設定、ターゲットの設定の順で作る

まずはマーケティングします。

直近のゲームマーケットでサークル数、価格帯、頒布数を調べます。
私は作者さんに直接お伺いしました。

次に、頒布数が平均より上の作品と下の作品で傾向を調べます。
ターゲットはここで割り出しましょう。

直近と過去3年間を比較し、現状分析します。
数字の増減について原因を調べたら、目的の設定ができるはずです。

企画書はバージョン管理する

自分のやりやすい方法で構いません。
Google DriveやGithubを使えばバージョン管理が楽です。

ゲームを出した後、企画書と違った部分があると思います。
たとえ失敗しても振り返って次につなげましょう。

ボドゲ作りロードマップ04

「知識」の源になる本を読む

ゲーム作りの知識を蓄えましょう。
ここではオススメの本を何冊か紹介します。

あたらしいボードゲームを知る

Q.ボードゲームのレビューサイトはダメなの?
A.あくまでレビューサイトです。仲間内でレビューし合う人もいます。先入観を持つ原因になるのでオススメしません。

いろんなゲームの作り方を知る

Q.このnoteを読むだけじゃダメなの?
A.いろんな人の作り方を参考にしてください。筆者は他の方に比べてプロデューサー寄りの制作方法をしています。

ネットで得られるボドゲ作りの知識にアクセスする

Q.ネットの記事だけじゃダメなの?
A.ネットの記事は経験者向けが多いです。本は未経験者向けが多いので、この記事レベルの初心者向け記事を探すより本を読んだ方が早いと思います。

ボドゲ作りロードマップ05

ひらめきたいならアイディア出しをやめよう

アイディアとはビジョンを形にする思いつきです。
ここではアイディアを出す方法を話します。

アイディアを出すための鍵をあなたはすでに持っている

作ろうとする作品のビジョンを「経験」から得ているでしょうか。
得ていないなら「経験」に戻りましょう。

あなたは作ろうとする作品について、「企画書」の項目で分析しました。
分析できていないなら「企画書」に戻りましょう。

参考になる作品や作り方はすでに「知識」として持っているはずです。
なにも参考になるものが無いなら、「知識」に戻りましょう。

それでも形に出来る気がしないなら、「ひらめき」が足りません。
ひらめきの正体は「問題の解決方法に気づくこと」です。

経験から問題を提起し、企画書作りは解決に使える素材集めで、知識は類似問題の解決方法という位置づけになります。

ひらめきはひらめこうと思っても出ない

さて、最大の難関です。
これから意味不明なことを言いますが、どうか信じて欲しいです。

ゲーム作りをやめてください。
考えるのもダメです。

作った時間は自分のために使ってください。
それでは1週間後にまたお話しましょう。

まとめ

・120時間とできれば10万円を用意する
・経験を元に作ろうとする作品のビジョンを持つ
・企画書を作って作ろうとする作品を分析する
・知識として参考になるものを持つ
・ひらめきは問題の解決方法に気づくこと
・騙されたと思ってゲーム作りをやめる

後編

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