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ダイエットと稲盛和夫の実学

突然ですが、最近ダイエットにハマっていまして。

3月から本格的に始めて、6月末までに8kgくらい落としました。

7月以降はもう体重は落とさなくていいので、このままをキープして
11月の健康診断に向かいたいな~と。

そんな自分がダイエットで使っていたのが、このアプリ。

あすけんです!

現状の体重と目標体重を入力し、コースを選択すると、
毎日の摂取カロリーの目標を自動計算してくれます。

毎食食べたものを記録、カロリー計算をしてもらって
目標をオーバーしていないか、モニタリングするんですね。

心がけていること

あすけんを使って、ダイエットを成功させたワケですが、
心がけていることは、

「たとえ食べすぎちゃったとしても、ごまかさずに全て正しく食べたものを登録する」ことです。

改善は正しい実態把握、現状認識からはじまります。
食べすぎたには、食べすぎた現実と向き合うことが大事。
それができて始めて翌日で帳尻をあわせるような動き方ができます。

私は心が弱いので、

登録面倒くさいと思っちゃったり
ごまかしたくなっちゃったりするのですが、

正しくやらないと意味がないな~と思って登録しています。

事業再生でも同じですよ。。

なんでこんな話をするのかというと、
事業再生でも全く同じだからなんですね。
事業再生の場合、体重ではなく財務諸表の話にはなりますが。。

再生フェーズの会社でよくあるのは、在庫の積み増しによる粉飾や、
そもそも実棚していなくて在庫金額が推定という損益書です。

これはシンプルにダメです。

正しく現状を認識しないと、正しい打ち手を考える土俵に上がりません。
厳しく現実と向き合える人間性の強さが経営者には求められます。

稲盛和夫氏も言っていますよ

私の好きな本で、「稲盛和夫の実学」というものがあります。

経営者の方全員に、間違いなくおすすめできる一冊なのですが、
その中で稲盛和夫氏も仰っています。

真剣に経営に取り組もうとするなら、経営に関する数字は、すべていなかる操作も加えられない経営の実態をあらわす唯一の真実を示すものでなければならない。

稲盛和夫の実学―経営と会計 P5

経営しようとするなら、数値はごまかさずに、真実を表さないといけないのです。
ダイエットも経営も同じです。

太っている経営者には要注意

人は色々いると思うので、一概には言えないのですが、
太っている経営者には要注意だと思っています。

自分が太っているという現実や自分の体重と向き合えていない。
心の弱さがある可能性があります。

それは経営に対するスタンスでも同じです。

私も何社か事業再生に携わる中で、社長とお話をしますが、
思い返すと経営者として能力が足りていないな、と思う方はたいてい太っていました。

経営者の方は、お忙しく大変なところもあると思うのですが、
もし太っているとご自覚があられるようでしたら、
ぜひ正確な自己認知とダイエットに取り組まれてください。

それが経営にも反映されると思います。

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