祭制/イキルハマツリ

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祭制/イキルハマツリ

アートコレクティブ【祭制/イキルハマツリ】の公式アカウントです。「人生はお祭り騒ぎ」をコンセプトに書いていきます。メンバー:あおいうに、天野倉一郎、寺岡大統、フルヤアツシ

最近の記事

「樹海」フルヤアツシ

樹海《樹海ライトアッププロジェクト》に寄せて  フルヤアツシ 「自殺」という言葉を見るだけで不吉なこの行為において、 我が国は恥ずべき先進国として台頭し続けている。 コロナ禍の影響においては、全体に占める若年層の自殺率が急上昇し、2022年現在高止まりの状態にある。 加えて、著名人の相次ぐ自殺、2月末には核さえ垣間見える戦争の勃発。 社会不安というものは、常に曖昧としていてとりとめがない。 坂口安吾が「白痴」の中で捉えた戦争は、 国体護持的なものでも、身に迫る驚異でも

    • 「闇を照らす」天野倉一郎

      闇を照らす《樹海ライトアッププロジェクト》に寄せて 天野倉一郎 世の中にはソーシャルゲームの10連ガチャを回して目当てのデータを追い求める人たちがいる。 TCGのカードを箱単位で買って、鋏でパック開封を楽しむ人たちもいる。 そしてそれらの様子を撮影して視聴者に追体験させる動画すら出回っている。 みんなそのモノが欲しいのではなく、そのモノを手繰り寄せた瞬間の脳の沸騰を追い求めているんだろう。 (脳汁がドバドバと表現する人もいる) 闇から手繰り寄せる楽しさとでも言うべきか。

      • 「灯りを灯す」寺岡大統

        灯りを灯す 《樹海ライトアッププロジェクト》に寄せて 寺岡大統 人々が想像(イメージ)のなかで避けている場所や事象に対して何か「灯り」を灯したい。直接、照明で照らすことも、何か「行動」によって人々の目線を変える、他の位置に移すということもできるだろう。 私はこれらの『照明(スポットライト)』を、昼は街中の喧騒によって生じる「音」で、夜は直接的でもあり、人工的ではあるが、どこか蛍のイメージも感じさせてくれるような「光」で、暗い場所に「灯り」を灯したいと考えた。 鑑賞者の方々

        • 「呪海から寿海へ」 あおいうに

          呪海から寿海へ 《樹海ライトアッププロジェクト》に寄せて あおいうに SNS疲れやコミュニケーションの希薄性は現代が抱える深刻な問題である。 コロナ禍は相談する相手やコミュニティを奪い取った。また、世界戦争の予感は目に見えない不安のムードを醸成している。 2020年度の小中高校生の自殺者は415人(文部科学省調べ)、1974年の調査開始以降で最多だった。自殺者や自殺未遂者は実際に我々の周りにも複数人おり、他人事では済まされない。 このような現代においても、アーティストで

        「樹海」フルヤアツシ

          【祭制/イキルハマツリ】ステートメント

          『祭制/イキルハマツリ』 あおいうに・フルヤアツシ 共同声明 「人生はお祭り騒ぎ」。 一度きりしかない人生という虚構を、精一杯楽しもう、 「どんなに馬鹿なことでも思い付いたら何でもやっていこう」というアートコレクティブ。 祭制は、「イキルハマツリ」と同時に「サイセイ」と読んでもらいたい。 前者は、上述の中枢のコンセプト 後者はその「お祭り騒ぎ」の手段としての ”60年代前衛体【制】の再生”を意味する。 また「祭り」の概念は それが連帯の中で構築され、多様性の中に、 思い

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