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JAPAN CULTURE in California

アメリカにきて驚いたことのひとつは日本のことが好きな人が多いこと。

日本食レストランに行けばいつも満杯。ホームパーティーにはテキーラと横にはお寿司。ナイトマーケットに行けばたくさんのフードコートとBTSグッズと鬼滅の刃。見るからに高そうなスポーツカーには大胆に日本のアニメのキャラクターがペイントしてあった。

日本文化、特にアニメは世界中で人気があると習った。でもそれは、日本人が世界における日本文化を無理くり習わないといけないから自分の耳に自然に入ってくる情報なのだろうと思っていた。

私が日本人だからか、カリフォルニアがそもそも多様性に富んでいるからか、私の周りには日本人が好きな人、日本文化が好きな人、日本食が好きな人、日本語が好きな人、たくさんいる。

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なんでだろう。

日本から離れ、日本を海外からの目線で客観的にみて、初めていろいろなことに気づいた。

アメリカと日本は遠い。飛行機があっても16時間くらいかかる。しかも日本語が話せない人にとっては日本に旅行するのは言葉の壁が高い。

遠くて簡単にはいけないけどアニメで見た日本の町を知りたいし、本当の日本食を食べたい。。。

このようなことを思っている人たちの需要に応えるために、アメリカのあらゆる場所にJAPAN TOWNが出来たのだろう。日本をモチーフにしたカフェには、桜と、お寺と、提灯と、絵馬と、湯呑が所狭しと飾られている。ひとつの場所で日本っぽい雰囲気をすべて感じられる。ただネイティブジャパニーズとしては「やりすぎだ」と感じてしまった。(笑)。

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そしてこれまで私が日本を主観的にしか見てこなかったことにも気づいた。日本では、日本語以外の言語は必要じゃなかったし、自分の友達の中には海外出身の友達は非常に少なかった。「移民」なんて言葉は教科書の中にしか出てこなかった。日本は日本人が暮らすには快適な国だ。

私は、そんな小さな島国の「日本文化」が根強く染みついた単一民族の国はつまらないと思っていた。

でも、アメリカに来て気づいたのは、「そんな小さな島国の『日本文化』が根強く染みついた単一民族の国」だからこそ、もっと知りたいと思う人がここには多いのではないか。

私はアメリカに来てだんだんと「日本人」であることが誇らしくなってきた。日本で外食してもチップは払わなくていいし(私の感覚では、食事代+消費税+チップ=思っていた値段+$10 in California)、回転ずしも一皿100円で食べれる($3.25/1皿 in San Jose)。銃声に怯えることもないし(実際は花火の音だった)、真夜中に歩いても安全。ホームレスは攻撃してこないし、毎日ランチ作らなくてもコンビニで安く手軽に買える(私はたまにランチ忘れたら約1000円のサンドイッチを食べる)。日本には素晴らしいもの・ことがたくさんあり、日本人が持っているマインドは一概には言えないが、でもやっぱり純粋できれいだと初めて気づいた。

あー、久しぶりに金曜日の夜においしい居酒屋に行きたい。おいしいお刺身と日本酒を飲んで、たわいもない話をする。大好きな時間だった。

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