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発表会:衣装の問題?

待ちに待った?発表会当日。
ここ二週間、先生のダメ出しや楽器の問題もあり面倒くさくなった私は、兎に角早く終わってほしかった。

午前中ステージリハ、午後本番というスケジュール。

ステリハは自分で録画できるので、三脚にスマホセットした。
しかし、時間が5分しかなく、曲の後半さらっただけ。しかも先生の声が入りまくるという、録画の意味がないものになってしまった。
残念。

ヘッダーの写真は、同じくチェロで出演した方が撮ってくださったもの。
前列かぶりつきの先生の頭がジャマ。

本番までの時間、チェロ出演の方々と楽屋で少しおしゃべり。

私は皆さんとは初対面(男性2人、女性3人)。

自己紹介をしたところ、
「ああ!先生がよく話している夜さんって、あなたのことだったの!」
と言われ、戦慄する…先生はほかの生徒さん方に私の何を話してしているのでしょう…??

また、着替えた私の服装に注目された。
オケの黒ドレスだが、肩が出ていて待ち時間が寒いので、上に羽織を着た。
字通り羽織で、イメージ的には新撰組が着ている羽織のだんだら模様がなく真っ黒、くるぶし丈のもの。背中に家紋を模した目の刺繍が入っていて、両脇に蛇を掴んでいる女の子のシュールなプリントが入っている。

私を一目見た先生、
「お前の服の趣味は相変わらず理解できない。まだ厨二病なのか!?」
と言った。

確かに学生時代、サブカル系や病みカワ系(ゴスロリ?)の服を手作りして着ていた。チェロケースに十字架ステッカーを貼るなと先輩に言われたのもこの頃(棺に見えるそうだ)。
工房のお兄さんも私が訪ねる度「えーと、似合ってるね、って言えばいいのかな…?」と困惑していた。
さすがに今はガチなのは着ていないが。

最近困惑されたのは、エッシャーという画家が描いた、騙し絵のプリントが全体に入ったワンピースを着て行ったとき(やっぱり、ガチか?)。

さて、今回着た服は先生には全く理解されないが、女性陣には好評だった。
「お洒落、ステキ」と騒がれた。

おかげで、演奏のインパクトは完全に薄れたと思う。

「チェロ先生が話す夜という人は、変わった服装の女」
というふうに印象付けられたに違いない。

肝心の演奏は。

響きの良い会場で、確かに自分の演奏でも酔えるな、と思った(少し先生の気持ちが理解できた)。ミスはしなかったと思う。

帰宅後、録画したリハの(先生の邪魔入り)自分の演奏を聴いたところ、自分に聞こえていた音と会場に響いた音が全く違っていて驚いた。

そして、余りにも下手くそだった。











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