24.5月オケ練②、チェロパート練習会
この日は夕方からロビーコンサートのための練習会を行った。
メンバーはチェロパートとコントラバスのお二人。
曲は2曲。
ゴルターマン「ノクターン」
アザラシヴィリ「無言歌」
練習会場に着くと、まだコントラバスのJさんしかいなかった。
「Jさん、丁度良かった。師匠から伝言があって。」
私がそう言うと、Jさん、面食らったような表情をした。
「師匠って、Kくん?」
私がそうです、と頷くと、Jさん「驚いた!」といった。
「何年振りだろ。Kくんからそんな依頼来るの。どういう事情なの。」
先生とJさんは、かつてアンサンブル仲間だった。
私は首を振る。
「何でも、コントラバス奏者が病気になったとかで。詳しくは師匠から電話するそうですから、直接聞いてください。」
「オケかなぁ、室内楽かなぁ。じゃあ、聞いてみるよ。」
「ありがとうございます。」
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全員が揃ったので、ロビコン練習開始。
1から4パート、二人ずつという構成。
私は3パート。
合わせてみると・・・合わない。
「なんでズレるかなぁ。お互いに音を聴き合わないといつまでも合わないよ。」
みんな、自分のパートで手一杯な感じ。
私が担当する3rdは曲を進行させる役目。
「3rdが流れを作らないと1stが躓くよ」
と指摘される。
次回までにテンポをキチンと作ってきます。
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ロビコン練習後、全体練習まで40分時間が空いた。チェロ数人でカフェへ行った。
これから22時までみっちり練習だ。
私は腹ごしらえ。アップルピザを注文。
「何それ、美味しそう!」
私に釣られて、皆さんも注文。
「ええ?!皆さん、かなりお忙しい中、定演本番を迎えるのですか。」
パートリーダーのKさんは出身大学の本番が定演の2日前にあるという。昨日大学へ行って練習して、今朝新幹線で帰ってきたそう。
ほかの皆さんも所属のアンサンブル団体の本番が控えているとか。
5月は演奏会が多いのだろうか。
「何言ってるかな。夜さんだって、今日の練習のために昨日わざわざ関東から帰ってきたんでしょ。明日また戻るって、大変!」
Kさんが言う通り、私は出向中だ。
「ゲネプロの前日には帰ってきます。個人練習はなかなかできなくて、申し訳ないです。」
恐縮する私。
「皆それぞれ生活があるんだから仕方がないよ。
でも、夜さんは基本出席でよろしく!」
皆が笑う。
下手だから、練習会にはなるべく参加しておきたい。
それでも、もし戦力に数えてもらっているのなら、それはうれしい。
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今回の全体練習場所は、本番で使うホールが取れた。ゲネプロではないが、本番を想定して、ピアノや椅子の位置確認も合わせて行われた。
金管木管打楽器と弦の響きのバランスも確認。
指揮者は1楽章ごと丁寧に指示していた。
本番まで、あと1週間。