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1月オケ練2回目:トップの重圧と弦六原典版。

__投稿が遅いので、先日日曜日の話です。__

noteの相互フォローさんに
「たまには旦那様とデートしてあげてください」とのコメントをいただいた。

確かに!

で、ダンナに聞いた。
「あのさ、私たち最近デートってしたっけ?」

朝からPCと睨めっこしているダンナが反応した。
「正月に車の試乗に二人で行ったとき、かな。」

おお、そうだった!

「じゃあ、デート充電は足りてるねっ。」

ダンナ、顔を上げた。
「おいおいおい、」

「え、デートしたいの?今日は昼からオケの練習だからできないなぁ…あ、今週末空いてるよ。」

予定のない休みだから、チェロ先生宅でブラームスの弦楽六重奏をさらおうかと思っていた。
そういえば、ダンナと二人で休みが合うこともここのところなかった。

「お、じゃあ何か考えよう。」とダンナ。
さて、どこへ行くのやら。

★★★★

年明け2回目のオーケストラ練習会。
今回チェロトップが欠席なので、私がトップをお願いされていた。
今日は本番指揮練とは違い団指揮者なのでちょっとは緊張感は薄れるが、それでもトップの重圧は私には堪える。
昨日からかなり気が重かった。

そうしたところ、なんとトップサイドのMさんも遅れて来るという。
急遽、いつも私の隣に座っているKさんがトップサイドに着いた。
二人で苦笑いした。

練習は引き続きモーツァルトレクイエム。
前回できなかった6曲を皆で合わせた。
6曲は初合わせなので、トップたちで他パートの譜面を覗きこみながら進む。

全員が一拍置くのか、チェロだけ先に入るのかなど、合わせる上で重要だ。

6曲目、冒頭の6小節はチェロのソロ。本日トップの私が弾かねばならない。とにかく早く終わらせたい。
ところが、他パートが入る7小節目でヴァイオリンがつまずき、「最初からやり直し!」が続いた…しかも、私は早く終わらせたいから、テンポが速くなってしまう。「夜さん、一人で走らないで。みんなついていけない。」と注意される…(泣)。

「13曲目Agnus Deiから次のページのAllegroはアタッカ(間を置かずに次の曲に入る)で行きます。Allegroの1小節目はチェロから入るので、チェロは遅刻厳禁!」
との指揮者指示。

つまり、譜めくりの時間がない。

隣のKさんと話し合って、前ページの数小節を次のページに写し、四分休符で譜めくりをすることにした。それでもかなり忙しいけれど。

★★★★

私一人緊張した練習会が終わり、いよいよ問題の“ブラームス弦楽六重奏1番”のパート譜が配付された。

この弦六、難易度が高い。
そして、チェロもヴァイオリンと同様、1パートと2パートに分かれる。

「パート分け、決まりませんでした。だから、1と2、両方の楽譜を配ります。」
と、パートリーダーMさん。

PDFで譜面を眺めてはいたが、やっぱり難しい…特に1が。

さらにMさんが言う。
「パートの希望は聞きます。ただし、希望どおりにいくとは思わないでください。」

はい、承知しております…私は1をさらってきます(泣)。

★★★★

帰宅後、インスペクターのKさんと話をした。

Kさん曰く、
「弦六って、六重奏版(原典版)と弦楽合奏版とがあるんだよ。」

知りませんでした。

「今回配られたのは原典版。かなり合わせるのが難しいよ。」

う…。

「コンマスが次回までにコレの譜読みしてきてと言ったということは、『もうこの版で行きます!』というコンマスの強い意志の現れなのかもしれないね。」

コンマスが熱くなってるのか?

「『本当に六重奏版でやるの?』って、トレーナーのU先生も心配してたよ。」

U先生が心配するからには、やめた方がいいのでは…。
弦楽合奏版にしましょうよ。

「今後、版の入れ替えがあるかもね。」

ぜひ、そうして欲しい。

★★★★

会場の片付けを終えて、会場の鍵を受付へ戻していたら、同じチェロ隊のRさんに声をかけられた。

「夜さん、そのヘアスタイルいいねぇ!」

伸び放題だった髪を昨日切ったのだった。
美容院のお兄さんに「おまかせ」した。
後ろで結べないほど短くなった。

「わー♡ありがとうございます。」
家の男どもは、私がどんなヘアスタイルをしていようと全く関心がない。
同性からの反応は地味にうれしい。

Rさんとキャッキャしていたら、パートリーダーMさんに「早く帰ろう。」と冷静に言われた。
なんかスミマセン…。

Mさんのような、クールな大人の余裕を醸し出せるようになりたいなぁ。







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