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#202 具体的に弾き分ける!【今回は、音量の差について】

皆さん、こんにちは!

今回のnoteのトピックは、

具体的に・段階的に弾き分ける

と言うお話です。

その中でもとくに今回は、「音量の差」についてお話していきます。

▶︎具体的に、客観的に

音量の差といっても、「なんとなくさっきより強く・・・」という曖昧なものではなく、客観的に伝わるように弾き分ける練習をしてみましょう。

今回の動画の中で、私が例として強弱を弾き分けた音の波形です。

小→中→大の順。

もちろん、音量を変えただけで音楽が十分に表現できるわけではなく、あくまで要素の一つです。

それでも、やはりとても大切な要素の一つですので、今回、あらためて一緒に考えてまいりましょう!


具体的に「違い」を弾き分ける


ピアノからフォルテまで出せる「pf(ピアノフォルテ)」と言う楽器

ピアノという楽器は様々な音の違いを出すことができますよね。

たとえば一番わかりやすいので音量の差をつけるとしますね。

▶︎意外と曖昧?音量の差

このとき、強い・弱い、などの言葉にすることができますし、音色を変えようとか、遠近感を出そう!などの目標よりは、音量の差をつけようとするのはわりと簡単に思えるかもしれません。

ただ、実際に弾こうとするとき、

・違いが曖昧だったり
・違いの段階が少なかったり

することがあります。

たとえば音量を表す記号がありますよね。

fとp・fに関連する記号でも、f,mf,ff。もっというとfffとか meno fとか 作曲家によっては poco f というのもあります。その他、sfなどもありますね。

▶︎具体的な音量の差について

このとき、どれだけその差を具体的に作れていますか?

「強く」と「弱く」の二段階でしたらおそらくすぐに実現できると思います。

ただこれが、四段階、六段階となりますと、けっこう曖昧になってしまったりします。

また、ふだんは差をつけているつもりなのに、本番で緊張したり硬くなったりすると音量の差がほとんどなくなってしまったり、ということもありますね。

もちろん f や p というのは、ただ強く、ただ弱くという大きさだけの話ではありません。

私もよく「どんなfでしょうか?」とか、「pであってもここでは意志をくっきりと」など、プラスアルファのお話をしています。皆さんもきっとそういうことを考えたり、レッスンで言われたりされると思います。

でも今日は、もう一歩はじめに戻って、単純に強さの話です。

「どんな○○」という話ももちろん大切なのですが、「どんなf?どんなp?」と言う話をしようとしても、それ以前にfとpでほとんど音量が変わっていない、ということがあるからです。

今日は、そういった強さの違いや段階を、もっと具体的に考えてみようと言うお話です。

なおこれはいくらでも他のテーマに置き換えられまして、たとえばスピードの差、テンポの差、広さの差、なども同じです。

漠然とした「さっきよりこんな感じかな~」ではなく、自分の中にばっちり段階を持っておけると、とても引き出しが増えるのでおすすめです。


動画はこちらから

それでは動画はこちらから。

▶︎今回の動画のポイント

今回の動画は大きく前半、後半に分けてお話しています。

・前半・・・楽譜や曲想面での f , pのお話
・後半・・・ひとつのモチーフや和音の中にも細かな音量の差がある!と言うお話

どちらもとても大切なことですので、ぜひ最後までご覧ください!
(とくに後半のお話は応用的な内容ですが、どんな曲でも練習がはかどるのでは?と思います。)

25分です。

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