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5年間インプットしたものを分析してみた

今回は自分用のメモとして残しておくレポートのような記事です。
気になる方はさら〜っと読んでいただければ幸いです。

概要
ゲーム制作にはインプットが大事だよね、と
言われ続けてある日ふと疑問を抱いた。
普段の自分、インプットはどのくらいやっていて、
 それはアウトプットにどれほど繋がっているんだろう?」

そこで、何をインプットしたのかを毎週メモってみることにした。
気づいたら5年くらい経っていた。
以下がその結果である。

5年間で記入したインプット一覧数とジャンル比率

結論
・体感として、ゲーム制作には「他のゲームをたくさんプレイするのが一番参考になる」という結論に至った。


分かったこと1

・インプットした総数の約3割くらいが仕事でのアウトプットに直結した。

・ゲームは、見た目ももちろんだが、仕様・ストーリー・触り心地・報酬設計・長くやっても飽きないか、など目に見えない大事なことも同じくらい多い。その重要性に気づかされた。

・ゲームの面白さは、必ずしもUIだけで決まるようなものではなかった。もっと様々なものが絡み合っているように感じた。面白い、ヒットする作品は全体の総合的な品質が高いと感じるものがほとんどだった。
(数年UIデザイナーをしていたこともあり、UIの良さ=ゲームの面白さ なのか…?という仮説が違っていたことを学んだ。要素の一部、ではある。)

・アニメ/映画はゲームでの演出、エフェクト、デザイン作りにとても参考になる。限られた時間に製作者のこだわりが詰め込まれているので他の様々なことも同時に学べる。(脚本、演出、エフェクト、絵作り、カメラの動きetc)

・書籍は、考え方や理論の吸収に最も効率が良い。
 考え方の変化は、制作に大きな影響を与える。
(たったの3~6時間ほどで筆者の叡智に触れることができる)

・ゲーム実況はインプットとしては効率良いが、「ゲームの触り心地」を吸収することはできない。手触り(インタラクション、UIの使いやすさ、心地よいゲームテンポなど)は、実際に自分でプレイして身体で覚えるとインプットの質が向上する。
 なので、自分でプレイしたほうが本当は良い。
 けど自分でやるのも大変なので見るだけ、とプレイする、を分けると楽。

分かったこと2/副次効果
・今まで考えたこともない、自分には無い何かに気付くことの重要性。
・気付くことがなければアウトプットの変化は無い。
・心に残るものとは、どういうものなのかを考える癖がつく。
・自分で体験することの重要性。
・少しだけ見たり、視界に入れるだけでも結構吸収される。

年間で摂取できるインプット総量には上限がある。
 重要なのは、インプットしたいジャンルをどこに絞るかということ。
・作品のテイスト/ジャンルを後日、検索をかけることがある。
 なぜかというと、例えばSFテイストの作品で良いのないかな〜と頭の中を検索する感じで使うことが多いため。なので色々見ておくと吉。
・好きなジャンル/興味のないジャンルが分かる。自己分析につながる。
・普段何に自分が偏っているかが分かる。
 なので2019年あたりから意図的にゲームのインプットを増やした。

・見た作品の、何が仕事で使えそうかをメモすると良い。
    →メモっておくと、仕事でのアウトプットに繋げやすい。
  頭の中の引き出しをすぐ開けやすい。
        できれば画像/動画付きメモだと尚更良い。
・インプット/アウトプットを可視化して共有すると、周りの人から相談を受けることが増える。(何か使えるものはないか、などの相談)
・インプットしたことをアウトプットで反復すると、身体に定着する。

インプットシートの記入方法

実際に記入した自作のシート

1.年の初めに今年はどれをどれだけインプットするかの目標を決める。
2.毎週日曜の昼あたりに、今週何をインプットしたかをシートに書く。
   この時、ほんのちょっとだけ見た、プレイした作品でもOK。
3.作品名、感じたメモ、作品のテイストなどを書く。
(後でシート検索をかけやすいようにする)
 率直に忌憚なく淡々と書く。
4.良いと思ったものは太字、青マス、赤文字などにする。
5.年末まで2~4を繰り返す。
余裕がある時は画像/動画(gifなど)を添えるとかなり見やすくなる。

課題
何をインプットしたかは一目でわかるが、
どう活用してアウトプットしたかがわかりにくい。
なので、同じシートにどれを参考にしてこのアウトプットに反映した、という項目を今後作ろうかなと思った。
ポートフォリオなどとしても使えるかもしれない。

できるなら体系化して、記入すれば自動でジャンル分け、
どこの能力に活かせる、みたいなスキルシート的な感じにしたい。
念能力的なやつ。
気が向いたらそのうちやるかもしれない。

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