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自分自身で己の作家性を探ろう。(9月14日刊行漫画演出技法書『カタルシスプラン』外伝115)

他人を知ることこそ己を知る手がかりで、作家性を得るために大切なこととなりますが…それは自分を当たり前の基準とせず、客観視することが大切だということです。そんなわけで…自分という作家を探るもう一つの簡単にできるけれど有効な手立てについて…

メモ帳をいつも持ち歩こう!

スケブでもクロッキー帳でもOK!ちょっといいもの買うと愛着もわきます。同時にお気に入りの描きやすいペン(ミリペン、ボールペン、シャーペン)も持ち歩きましょう。そして心の動いたことや気付きを書き残しましょう。形の気に入ったものは気付きと共に絵に描き残しましょう。

突然、降りて来たアイデアはすぐメモしないと忘れちゃうことも多いのでいつもメモ帳とペンを持ち歩き、寝ている間の夢だってすぐ書きとめられるように枕元に置きましょう。どこでもメモできるというのが重要です。暇さえあれば考える習慣づけにもなります。スマホはざっくり見渡せないので不向きです。

で、長く続けて振り返れば、そこには自分と言う人間が記されたノートができあがっているはずです。
ギッシリ埋まったメモを他人の目で見てやれば一目瞭然!自分の趣味性、美学、好み、考え方、傾向…そこにあるのがあなたが目指すべき方向性で、やる気になれる得意分野で、作家性なのです。

何が好き?何に心を動かされた?どんな事思いついた?それまで当たり前に流していたことが、ちょっと間をおいて見れば、流れとしての自分自身として客観的に捉えられるはずです。熱い人間なのかクールな人間なのかもどんな表情のキャラをいっぱい描いているかでわかるはず!

メモを取りアイデアを残すということは自分を知る手がかりになるのです。また、書いたことは発展させやすくもなります。メモを書けばアイデアは錬金術のように膨らむものなのです。そうして毎日頻繁に書いて一日中創作に関わっていることがまた作家としての自覚を作り、心理面でも強化してくれるのです。

小さなことからコツコツと!

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