ミヤナシマ研究衛星市の紹介

ミヤナシマ研究衛星市は企業との連携のもと成立した、新時代の都市モデルです。
ミヤナシマ研究衛星市についてご紹介します。

1.成り立ち

ミヤナシマ研究衛星市は増え続ける人口に対する安全かつ快適な環境を作ることをテーマにタハマ製薬とシマヤマ電機、そして国が連携して作った新興都市であり研究モデルです。
第1期工事では上空730メートルまでの軌道エレベーターとステーションを建造。この建造工事の際に有名な事故「メイダ大事故」が発生し、建造は困難を極めました。
しかしタハマ製薬とシマヤマ電機の共同研究による最先端作業ロボット「HM10」による劇的な作業変換によりステーションが建築されました。
第2期工事ではステーションを核とした現在のミヤナシマ研究衛星市の環境を支える外構カプセルが建造され、第3期工事・第4期工事を経て現在のミヤナシマ研究衛星市の形になりました。
居住者についてはタハマ製薬とシマヤマ電機のミヤナシマ研究衛星市工場に勤務する労働者とともに一般より公募された人々が居住しています。
居住倍率は2.4倍となり、抽選が行われました。当選した人々は引っ越し費用無料・建造済み家屋を1軒贈呈することが発表されたためこれほどの倍率になったのだと思われます。
抽選に際し都市伝説として「タハマ製薬の治験を兼ねているため恣意的に住民が選ばれている」という陰謀論が流れましたがこれらは正式に否定されています。

2.構造

ミヤナシマ研究衛星市は以下の5つの地区からできています。

居住区
市民の住居が設置されている地域です。
主に単身者向けのマンションタイプと、家族向けの一戸建てタイプの住居が区画に沿って整然と立ち並んでおり、その景観は国内外から高く評価されています。
居住区には一定間隔で無人販売ステーションが設置され、住民の食事から生活用品、家具家電まであらゆるものを販売しています。

工業区
タハマ製薬とシマヤマ電機、およびその提携企業や協賛企業の工場が立ち並んでいる地域です。ここで勤務する人の95%はミヤナシマ研究衛星市に居住しています。

商業区
生活用品などは無人販売ステーションで購入できますが、それ以外のサービス業やアミューズメント施設、様々なブランドのアンテナショップなどはこちらの商業区に立ち並んでいます。ファミリー向けの映画館や遊園地から、大人向けのバーに至るまで様々な店が並んでいます。
大手チェーン店などはこの商業区に設置された店舗でテスト販売やリサーチも行なっており、ミヤナシマ研究衛星市の外からもわざわざ来店する人がいるレジャースポットとなっています。

いきいき健康区
こちらには市役所をはじめとする公的機関や学校などの教育機関、トモエダ大学付属病院などの医療機関が設置されています。最新の先端医療に明るい医師や、新しい形のデジタルラーニングなど先進的な技術を取り入れた明るく清潔感溢れる地域となっています。

みやなしま野菜区
農業施設の立ち並ぶ、ミヤナシマ研究衛星市の食料庫とも言える場所です。最先端のバイオテクノロジーを使った人工野菜工場とも言える畑では名産品であるみやなしまレタスをはじめとした様々な野菜や果物が作られています。また、こちらで取れた野菜はそのままいきいき健康区の病院や小中学校の給食で使用されています。

このように未来的で、かつ温かみをもつと国内外から高い評価を受けているミヤナシマ研究衛星市は現在第5期住民募集を行なっています。
皆様の応募をお待ちしております。

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第1期住民は転居や病死などで6割がすでにミヤナシマ研究衛星市にいない。まだ第1期住民が居住を開始してから5年しか経っていないのに、だ。転居したとされる住民の転出先については現在調査中。
第1期住民のうち、隣接するアオムラ市の病院にいたオガミ氏を発見。転居理由について確認しようとしたところ何かに怯えるような様子になり発作を発露。以降面会謝絶となる。
オガミ氏に接触した調査員3名のうち2名の死亡が確認。1名は未だ行方不明であり、当社ではこれ以上の調査は危険と判断。この調査を終了とする。

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