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ミュトスの雨<神へ捧げるソネット>#8

佐佐木 政治

たった十四行の畝を持つ一枚の畑の上で わたしはしばしば立ち往生する
しかし仕掛けられたあなたの美しいわなには たえず言葉のかげろうが揺らめき
仄見える幻の 色彩や薫煙の筋が 血走っている
わたしの言い尽くせない思いの丈は たえず空の鳥籠となってぶらさがるのだ

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亡父の詩集を改めて本にしてあげたいと思って色々やっています。楽しみながら、でも、私の活動が誰かの役に立つものでありたいと願って日々、奮闘しています。