リンゴ
佐佐木政治 1956年10月4日 ノート「詩集 青い枯れ葉」より
あんまりさびしいから
ぼくは出かけて行って
リンゴを一つかってきた。
リンゴをかいに行った私が
尚更さびしかった。
※表紙の写真はみんなのフォトギャラリーからお借りしました。素敵な写真をありがとうございます!
昭和31年、当時25歳の文学青年だった父が書いた詩です。
A5サイズの大学ノートはすっかり色褪せ、日に焼けています。
彼の文字とともに紹介していきます。
亡父の詩集を改めて本にしてあげたいと思って色々やっています。楽しみながら、でも、私の活動が誰かの役に立つものでありたいと願って日々、奮闘しています。