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石巻生活 4.22-28

4.22(土)

今日はパートさんがお休みの曜日らしく、特に忙しい日だった。切り昆布100g何百個つくっただろうか。

聞いた話によると、サケ刺網にカガミダイがかかるらしい!水族館にいたらテンションが上がるお魚だけど、食べても美味しくなく値段もつかない。イワシが大量にかかる時は、船が脂でヌルヌルになる。網を揚げる時に、網の底に銀色のラインが見えるとげんなりするそう。
これが何年も前の話。今やサケが獲れないから、もう刺網はやっていない。どこの海の環境も変わっている。

4.23(日)

朝ちょこっとだけお仕事して、陸前高田へ。3年前くらいに知り合った漁師さんに、はじめましてをしに行った。
浜を案内してもらったり、気仙沼で漁師をしていた方とひきあわせてもらったり。
岩手と宮城で出荷の制度がけっこう違うもんなんだな。

浜ごとの漁業の実態もそうだけど、女性が人生のなかで漁業という職種をどう位置付けるか、これからどう動いていこうかなんてお話をゆっくり聞けたことがなによりよかった。

3年もの!足のサイズくらいはありそう。

4.24(月)

やらなければいけないことがあるなあという若干のモヤモヤを頭の隅に置きながら、お仕事。ワカメシーズン終盤にしてもなお忙しい!これだけのお仕事をとってこれる力量にただただ脱帽。
十三浜のウグイスは鳴き声が綺麗でよく響くなと思い録音。

新しく覚えた言葉「インターミディエイター」
間に立つ人ってどの分野においても重要だな。

4.25(火)

今日も少し早く出勤する。夜明けとともに目が覚める感じが心地いい。
お仕事も比較的早く終わり、とんでもない福利厚生である温泉入浴へ。熱い湯を欲して通っちゃいそう。夜は眠い目をこすりながらゼミ資料作り。

3週間~1ヶ月ほど滞在すると、そのまちや人のことが確実に好きになって辛くなる。別れ際、「寂しい」よりも「どうか元気でいてほしい」という願いや祈りのようなものが心に迫る。ここでも既にそんな心境になってしまっているようだ。

十三浜では、アメフラシのことをウミゴンと言うらしい。

4.26(水)

気温は高いが、しとしとと雨が降っている。
午前中だけお仕事させてもらって、午後はゼミ発表に向けた時間に。

さくら真鱈フライを食べた。揚げ物下手でも、こんなにサクサクに仕上がるとは!グレイトすぎた!

サクサク!味がしっかりついててそのままで美味!

4.27(木)

あったかくて天気の良い日だ。
今週は祝日もあったりして、出荷の調整が大変そう。
昨日は天気が悪くてワカメの刈り取りが出来なかったのもあって、今日分のお仕事は少し早く終わった。

明日は定置網漁船に乗る!早く寝な。

4.28(金)

鮎川の定置網に乗せてもらう!今日は穏やかな日。
迫力がありすぎて、何が何だかわからないうちに終わってた。各船に料理人がいるっていうスケールの大きさもすごい。乗組員が多くて、細かに役割分担されているのも見ていて圧倒された。

ほぼイワシ。ときたま、サバ、イカ、アカクラゲ。

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