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山形の赤ねぎのソテーのレシピ

ネギを焼いた熱々のフライパンにジュッとお醤油をかける。焦がした匂いがたまらない!直火で焼くと、綺麗な赤が残ります。

レシピというほどのものではないのですが、おうちごはんに友人を誘って、熱々を出すとみんなファンになります。もちろん、赤ねぎでなく白葱でも下仁田ねぎでも九条ネギでも美味しいです。そして、ちょっとづつ風味やお醤油との絡み合いが違います。赤ねぎは太くて瑞々しい。火を入れると甘いお汁が溢れました。

ねぎ2〜3本は、5cmくらいに切ります。青いところも新鮮ならジャンジャン使いましょう。「くたっとろっ」でこれはこれで美味しいです。赤い(白葱なら白いところだけど)ところの真ん中に下の方のねぎ2・3枚を残す感じで縦に切り込みを入れます。フライパンに油をうっすらひいたら、切り込みを入れた方を下にしてぎっしり並べます。ギュウギュウでも焼けたら柔らかくなるので大丈夫。ギュウギュウが美味しいです。油は好き嫌いがあるかもしれないけれど、私は断然菜種油。明治生まれの祖母に育てられた私のソウルフード(オイル⁉︎)なのです。搾油したてを手に入れていましたねー。風味とコシが違います。

火加減は、中弱火。蓋をするけれど時々様子を見ながら2分ほど。ちょっとくたっとなったなあと思ったら裏返します。蓋をして2・3分。この状態で火を通します。更に火を弱めた方がいいかも。あるいは、時々箸で動かしてください。でも、蓋は基本しておきたい。ネギから出るとろっとした汁がこのあと登場するお醤油をワンランク上の味にしてくれるのです。

さあ、仕上げです。弱火調理だから火を消すとフライパンがみるみる冷めていきます。火は消さず、焦げる前、冷める前のフライパンを左手に持ち、右手で大急ぎで蓋を開けます。フライパンを2cmほど少し持ち上げて直火の遠火。右手は蓋を置いて醤油に持ち替えます。できれば醤油差し。あるいは、キッコーマン卓上醤油差しをご購入いただきたい。このネギソテーのために。笑。そして、ほんのちょろりと回します。小さじ1/2もないくらい。ちょろり。そして、左手で(くどい!)でフライパンを傾けながらくるくる回して、件のお汁と絡ませます。フラフープが終わる直前のような回し方。私はこの作業の時フラフープを思い出す。

言い忘れましたが、この時もフライパンが冷めないようにしてね。そのまま食卓へ。フライパンは熱々のはずだから、鍋敷きは必須ですよ。鍋敷きは、調理台から食卓までの動線上にあるように。動線上にアリヤ。(わああ、昭和の親父ギャグが浮かんじゃった。書いちゃった。)

フライパンのネギの下に隠れたお汁も、ゴムのスプーンできっちり取ってネギに回して残らず食べて欲しい。食べ過ぎのお正月明け、お粥さんにこのネギをチョンチョンとつけていただくのもオツなものです。その時はちょっと醤油を回しても。フライング七草粥。三が日終わったら、七草粥まで毎日お粥さんでもいいと思うくらい、食べに食べ飲みに飲んだお正月もありましたあ。

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