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ついに完成!トシちゃんBE@RBRICKにクリエイターの基本魂を感じた!

ついに完成しました、田原俊彦さんの「BE@RBRICK」
昨年の晩秋くらいからメディコム・トイさんと話が盛り上がり、やりましょう!となって、田原さんもメディコム・トイさんを訪問して代表の赤司さんに会って意気投合!
プレス発表してデザインに入り…と。
とても内容の濃い月日を経て、いよいよ今月より発売開始となりました!
この辺りの詳しい内容は、ぜひYouTube「田原トシちゃんねるでご覧ください!
企画発表はこちら
完成したBE@RBRICKはこちら

田原さん「超こだわり」の逸品に!

今回のトシちゃんBE@RBRICK、実はかなりの産みの苦しみが。
BE@RBRICKというのはご存知のとおり、形が決まっているのです。
ある意味、定型のキャンバス。
同じキャンバスでも、アーティストの「どんな絵を描くか?」というセンスや実力によって、そこに現れる世界観や質が変わってくるように、「BE@RBRICK」というキャンバスに、
・どんな「田原俊彦」を描くのか?
・何をもってそれが「トシちゃんBE@RBRICK」だと言えるのか?
というコンセプトやタッチを探し当てるまで、いや〜、長い道のりでした。
長い道のり、これ、別に私が大変だったわけではなく、「トシちゃん」をプロデュースする、田原俊彦=プロデューサーにとっての長い道のり。
セルフプロデュースというのはこういうことなのね、という凄さに感服する。
とても貴重で勉強になる時間でした、私にとって。

顔の形が真逆⁉︎

「BE@RBRICK」において、その人(そのキャラクター)ならではの特徴を「どう出すか?」の視点ですが、一番シンプルなのは「似ているね〜」です。
例えば、くまのプーさんを描いたら、これはバッチリですよね(すごく細かいデザインのポイントはありますが)、なぜならフォルムの系統が一緒ですから。
ただ、下ぶくれ感がカワイイ「BE@RBRICK」の顔の形に対して、田原さんの顔の形は、頬から顎にかけての「角張った感じ」。
そう真逆。
なので、一番最初のお試しデザインを見た田原さんの第一声は「高安(お相撲さんの)か⁉︎」。
かなり、目元がキリッと引き締まった高安関。
目元がキリッとなお相撲さんと言えば、千代の富士関や寺尾関などが思い浮かびますが、お二人ともお顔は下ぶくれではなくシュッとしていますからね。
やはり、高安関なわけです。

神は細部に宿る

・そこからデザイン画に田原さんが直接手描きで修正を入れる
・それを元にデザイナーが修正をする
・それをチェックしてまた手描きで微調整を入れる
・それをデザイン画に反映する
という作業をかなりの回数おこないまして、ついに完成!
そうすると、顔の形は下ぶくれのままですが、「トシちゃん」になっているのですね、存在感が。
これはもう、ご本人のセルフプロデュースの軸の確かさと、それを具現化することへの執念の賜物。
いや、執念というか、田原さんにとっては当たり前のことなのかもしれません。

ブレない軸をもって理想の完成に向けて妥協をしない―――
全ての創造活動において、持つべき姿勢を「トシちゃんBE@RBRICK」を通して改めて強く感じたのでした。

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