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IP×テクノロジー=大人のおもちゃ/スマートトイにわくわく

アニメ「サイコパス」に登場する特殊拳銃を実物大で再現した「DOMINATOR(ドミネーター)」の復刻販売予約受付が開始されました。
(出荷は2024年春予定)
こちらの商品、2016年に販売が開始され、部品調達の都合で2019年に生産終了となったものが、アニメ10周年を記念して復刻したもの。
スマホと連動してまさにアニメの世界と同じ体験が出来るアイテム。
ちなみにお値段は14万8,500円!なのですが、先月20日の予約受付開始から大変な人気なのだそうです。

蛍光灯のライトセーバー

SF映画やアニメに登場したものをリアルに自らこの手で体験したい・感じたい、という思いは誰しもが抱くもの。
自分の記憶を辿ってみると、思い出されるのがスターウォーズの「ライトセーバー」。
スターウォーズ、始めて見たのが小学生4年生の時。
最初のスター・デストロイヤーの登場シーンも衝撃的だったけど、なんと言っても心を掴まれたのはライトセーバーって男子は多かったのではないかと思います。
私の同級生の小野君もその一人。
他の仲間がサランラップの芯を繋げたものや新聞紙を細く丸めたものにて、ライトセーバー気分を味わっている中、彼は、それでは満足出来なかった。そんな彼がふと天井を見上げた時に目に入って来たのが「蛍光灯」。
まさに光る棒。
これだ!と思ったんでしょう。
教室の蛍光灯を外して手に取ってニヤリ。
でも、外しちゃうと光らないんですよ、蛍光灯。
そこまでやりながらも、やはり割ってはいけない、という理性は働いていたようで、すごーく、そおっと扱っているのです。
なので、全くもって戦い感がゼロ。
そして、最後は先生に見つかってめちゃ怒られる、という。
まさに「夢を手にする」―――リアルへの欲求というのは高いわけです。
そして、今は普通に売っています、ライトセーバー。
これは、テクノロジーのおかげです。

IPビジネスの拡大のカギはテクノロジー

従来のIPビジネスと言えば「キャラクターマーチャンダイジング」がメインでした。
作品に出てくるキャラクターを使った商品です。
様々なプリント商品、世界観から派生したコラボ食品などなど。
そのうち新たな流れとして、精巧なフィギュアに代表される新たなジャンルとして「メディコム・トイ」などに代表される「アートトイ」が誕生しました。
IPビジネスに「アート」というキーワードが加わり、その世界の楽しみが広がったわけです。
そして今、次なるキーワード「テクノロジー」によって、これから拡大するのが「スマートトイ」というジャンル
スクリーンや画面の向こうにあったアイテムをこの手で同じように扱い、同じ感触を得たいという欲求は普遍ですから、テクノロジーの進化と共に益々このジャンルは成長していくのではないかと思います。
子供の頃に聞いた「大人のおもちゃ」とは違う、新たな「大人のおもちゃ」の世界が広がっていきそうです。


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