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将来のビッグIP候補が生まれました!落語家“錦笑亭満堂“

7月1日に、三遊亭とむ改め“錦笑亭満堂“(きんしょうていまんどう)さんの真打襲名披露興行の初日にお邪魔しました。
場所は両国のお江戸両国亭。
チケットは完売。
この日を皮切りに披露興行は全国24会場33公演のツアーとなり、来年1月21日の日本武道館!公演で〆。
武道館ですよ、すごいですね。
ちなみに、武道館は10万円のプレミアムシートがあるそうですが、先日10枚買ってくれた方がいるそうです。
粋ですね、エンタメにはこういう方が欠かせません。
満堂師匠、今度紹介してね。笑

ピン芸人“末高斗夢“でデビュー

ご存知の方も多いかと思いますが、満堂さん、かつてはピン芸人“末高斗夢“として、活躍されていました。
お笑い芸人大手事務所・ホリプロコムの前身である、伝説的事務所「M2カンパニー(底抜けAIR-LINE、バナナマン、スピードワゴンなどが所属)」のオーディションを受け合格し、デビュー。
得意のダジャレ芸で一世を風靡することなく…
しかし、その独特なキャラクターで芸能の世界を生き抜いてきました。
私、何がキッカケだったのかは思い出せないのですが、このM2カンパニー時代から知り合いで。
あの何とも言えないクセになる芸風にジワジワと犯されまして、何度か番組にも出ていただき、今までズルズルと⁉︎お付き合いして頂いて来ました。
ちなみに、「末高斗夢」というのは本名です。
これもなかなかの名前ですね。

ピン芸人“末高斗夢“から落語家“三遊亭こうもり“に

そんな斗夢さん、自身の芸・オタマとゲタを取り出してのダジャレ“おったまげた“では、そんなに世間をおったまげさせられませんでしたが、自身の人生でおったまげたことをいたします。
2011年8月に笑点でも有名な三遊亭好楽さんに入門し、落語家として活動していくことに!
聞いた時はおったまげました。
何よりも心配したのは、「ダジャレ芸じゃダメだ。俺はもっと真面目に笑いに取り組まないと」と思って、ダジャレ芸を捨てて落語の道へと入ってしまったのではないか?ということ。
でも、「“おったまげた“は続けます」とのことだったので一安心しました。
そして、三遊亭こうもりとして新たなスタートを切られました。

二つ目“三遊亭とむ“、そして真打“錦笑亭満堂“へ

落語家さんの名前、よく“○代目□□亭△△“と呼ばれるように、完全に「ブランドIP」なのです、実は。
だから、どんな名前を付けるのか(付けてもらえる/引き継がせてもらう)は落語家さんにとっては大変重要なことです。
とむさんも真打になるに当たって、当然どんな名前になるのか、ドキドキ期待していたでしょう。
何と言っても「三遊亭」一門ですからね。
で、決まった名前は「錦笑亭満堂」
こちら、春風亭小朝さん考案。
正直「錦笑亭」なんて聞いたことないですよね。
それはそうです、何故なら彼が初代だから。
多分、あまりに存在が独特すぎて、これまでの名前だと当てはまらなかったんじゃないか、と思うのですが、でも逆に、これ凄いことですよね。
完全オリジナルブランドですから。
 
興行初日後の取材でご本人も言っていましたが、100年後、誰もが憧れる名前になっていることを心から楽しみにしています!


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