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50歳UP女性初心者ライダーの、丹後半島一周ソロツーリング、振り返り。最終章

バイクの免許を取得して5カ月になろうかという初心者女性バイカーのソロツーリングの記録です。

2019年9月14日。初心者バイクおばさん、丹後半島一周ソロツーリング、振り返り。最終章

福知山を出発したのは、夕方の5時40分頃。峠に向かう前の橋では、もう暗闇を迎える空となりました。本当なら、明るいうちに大阪の街中へ戻っていたかったのに、あまりにも欲張って寄り道をしたせいで、明かりのない真っ暗な峠道を走ることになってしまいました。

私「Ninjaちゃん、こんなところでコケてしまったら、もう救いようがないよ。真っ暗だし、お家もないし誰も通らないし。圏外だし。本当にごめんなさい。」

Ninjaちゃん「とにかく安全第一で、焦らずに国道まで出よう。タヌキさんや、イノシシさんなどの飛び出しは十分に気を付けや。」

私「バイクの明かりは小さいから、路面もよく見えないし、とにかく安全にしっかり走る。Ninjaちゃん、頑張ろうね。」

Ninjaちゃん「うん、ふたりで頑張ろ。」

明かり一つない山の峠道は、自動車では何度も経験していますがバイクは初めて。ライトは小さいし、路面状況は見にくいし、でも、路面次第では、滑ったりとかもするし、とにかく気を張り詰めて、安全を確認しながらワインディングをこなしていきます。

途中、夜になると出没する、よくいる、めっちゃ攻めた車に、ビュンと追い越されましたが、そんな事どうでもいい。いや、さっさと抜かして行ってくれるほうがいい。とにかく物凄い緊張感と集中力で、真っ暗な峠道を無事にふたつ超えて、国道まで出てきました。峠の出口では、マスツーリングをしていたグループが事故っていて、救急車が到着するところに出くわし、あらためて夜の峠道の危険を認識しました。事故った人、元気になってくれますように。倒れていたバイクちゃん、復活できますように。

私「Ninjaちゃん、国道まで帰ってきたね。」

Ninjaちゃん「とにかく、明かりがあるところまでは来たね。ある程度の車の往来もあるし。あとは家まで気を緩めずにしっかり帰ろ。」

そして、それから2時間ほど走って、無事に家へ着いた時には、思わずNinjaちゃんを抱きしめお礼を言いました。

私「Ninjaちゃん、ありがとう。もう夜に真っ暗な峠道を通るようなことはしないね。これからもずっとNinjaちゃんと女子会したいから、明るいうちに明るい街まで戻るようにするね。」

Ninjaちゃん「無事に帰宅出来て何より。それより楽しかったやん。めっちゃ楽しかったやん。」

私「本当に楽しかった。人生でこんな事が出来るなんて夢にも思わなかった。Ninjaちゃん、本当にありがとう。」

こうして、私の欲張りな丹後半島一周ソロツーリングは、なんとか無事に終了しました。素敵な景色を探しながら走るNinjaちゃんとの女子会は、小さくも大きな冒険として、私の楽しい幸せな体験となりました。

おわり。

さて、次からは新章、「生き物めぐりツーリング」が始まります。

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