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大型イベントデビューしました!!

◆前段

●はじめに

記事を書くのは久々な気がしています。皆さまご無沙汰しております。
ここ最近、仕事が繁忙期気味なのもあるのですが、先月の下旬にとあるイベントに出ておりまして、なかなか忙しい日々でございました。

●ご紹介

そのイベントというのが、こちらでした!

神山まるごと高専さんの公式noteがあるということで、併せて紹介いたします。

●FESサイトに掲載されての超衝撃

上記FESサイトを確認すると私の写真が乗っております。実は事後承諾状態で私も掲載されていることに後で気がついたのですが。
他に写真が掲載されている方々というのが……

タレントとしても有名な、ryuchell(りゅうちぇる)さん
メルカリの取締役President(会長)の方
そのほか、現役取締役や起業家といった、経営者の方々……
そこに並ぶ一般人の私。

私の承諾が事後でも取れたからいいということではなくて、そうそうたるメンバーと名前こそないが同じページに掲載された私。
大丈夫?絵面大丈夫?!変じゃない?!?!と思った私なのでした。

◆本編

●で、何をしてきたのか

実は、‘未来の学校FES’の中にコンテンツとして、インクルーシブデザインに関するワークショップ(実習)があり、(手が麻痺しているので、)モノをちゃんと扱えない代表として参加してきました。
サイトには、「実際に障がいがある方をお招き」と、丁寧な書き方をされておりましたが、私を『招く』だなんて、畏れ多かったです。なんなら、「声をかけたらホイホイ来た障がい者」だと思っています(笑)

●具体的にはどういうことをしたのか

まずは、講師の方(私は講師ではなかったです)から、「インクルーシブデザインとは、誰でも使えるということに、幸せになるような思いを加えたモノ」(かなり要約&書き換え)といった主旨の説明があった後、5分くらいで自己紹介をし、参加者の中学生に私が作業する様子を観察してもらいました。

作業内容は以下の3点

  • 紙で作られた工作キット(封筒)の切り取り

  • 切り取った折り曲げ工作キット(封筒)の折り曲げと糊づけ

  • コンパスで円を書く

どれも皆さまがやると、すんなりいく作業ですが、私がこれらをやると、切り方が下手で線の通りに切れていなかったり、糊づけしている途中で乾いてしまったり、コンパスが回らず円ができなかったり。そんな感じなのです。
私にとっては日常ですが、中学生にとってはその様子を観察などしたことはなく、非日常な様子でした。
この手のワークショップは、何を課題として何を作るか、そこから決めることから始めるのですが、今回は短時間で中学生が対象のため、改善対象を作業で使った文房具に絞って実施しました。
中学生に気になった面をとにかくメモしてもらい、チームで共有する……ここは通常のワークショップと同じです。
基本的に5分後位から、質問が多そうだったり悩んでいそうだったりしていたチームから順に周りました。質問の回答だけではなく、時には実際にモノを目の前で触り、作業の再現や試作の実証に近いこともしました。

●中学生のアイデアがまとまったら

ワークショップの成果として、チームとしてまとまった最終のアイデアを過程を含めて発表してもらいました。
やはり、私が作業で使用していた、『はさみ』、『糊』、『コンパス』で提案してもらいました。

具体的な案は後述の理由であまり覚えていないのですが、

  • 私の動きが危なかったので、安全性を強化したもの

  • 子どもが使うとき、左利きの人が使うときなど、私以外の使いづらい人へも配慮されたもの

  • いっそのこと自動(電動)で動くようにしちゃえ的なもの

  • 機能性や可愛らしい遊び要素を追加したもの

  • 題材となった既存商品の改良案

上記のようなアイデアが発表されました
その発表に対して、コメントをするのも私の大切なお仕事でした。どのようなことに気をつけて私がコメントしたのかは、この後の、『私がこのワークショップで気をつけていたこと』の項目に書きました。
この後は、ワークショップを終えてのまとめに入り、無事に終了。
1日各2回、合計4回の開催でした。

●私がこのワークショップで気をつけていたこと

大まかに3点あります。

  1. 出されたアイデアには出来るだけ肯定だけすること

  2. 毎回新鮮な気持ちで臨むこと

  3. 笑顔でいること

この3点です。

1つ目の、「出されたアイデアには出来るだけ肯定だけすること」というのは、この手のワークショップで対象者は、今まで社会人や大学生(高学年の旧成人以上)といった大人の方が多かったのです。ですので、『嬉しい』という気持ちや、『こういうことが進んで欲しい』と言った肯定的な気持ちだけではなく、『ここの点について検証が足りない気がするから実際に作るとしたら気を付けて欲しい』などと、否定的までとはいかないまでも、課題点を挙げることもあるのです。
しかし、今回の対象は中学生。基本的にデザインの専門スキルはないですし、何より、これはFES→お祭りでした。ですので、今回は肯定できるものを見つけてコメントすることに集中しました。そもそも大人たちが時間をかけてやっても大変なワークショップを中学生が短い時間でやっているわけですから。
2点目の、「毎回新鮮な気持ちで臨むこと」は、今回は同じワークショップを4回開催しました。4回すべてに参加した私は同じことを4回やりますし、4回見ます。1回につきチームは3〜4組でしたので、14個くらいのチームの発表を見ました。
それだけチームの数がありますと、当然似たような気づきにもなりますし、最終のアイデアも重複する部分が出てきます。
ただ、私は4回でも、参加する中学生にとっては参加するのは1回の思い出。それを、「被っている」とか、「昨日もこんな案があったよー」とかは言いたくありませんでした。
そのため、質問された内容はメモすることはありましたが、最終発表については一切メモを取らず、1回限りの思い出とすることにしました。
ただし、やはり作業は4回目が一番上手くできましたし、メンター(指導者)として来ていた社員の方から文房具の正しい扱い方というか技を教えていただくこともありました。(技に関しては、最初の作業時には隠して、2日目のチームを回るときにはオチとして教えていました)
自身の反省点以外は過去を極力反映させず、毎回新鮮な気持ちで臨むことを心がけていました。
3つ目の、「笑顔でいること」は、やはりお仕事ですし、何よりお祭りですから、中学生の皆さんと接するとき以外でも笑顔でいるように心がけました。同じ話を4回聞いてもつまらなそうな顔をしない!……と思っていたのですが、4回目の最後近くは疲れが顔に出ていた気がします……。そこは反省点として、次回以降、同じようなお話をいただいたときには改善していきたいと思います!

◆ワークショップ終了後の話

●中学生の反応について

今回私がやった作業は事前に参加者の皆さんもされていて、そのときに切り取った紙にそれぞれの方が書いたメッセージカードをいただきました。
本物はさすがに公開不可ですが、頂いた感想をざっくり編集してみました。

  • 障害者(私)の不便な体感や文房具を使いづらそうにしているところを見て、とても勉強になった

  • チームの人と意見交換をして、アイデアが湧いてきたのが楽しかった

  • 同じことを見て、同じモノを題材にしても、チームによって発表内容が違うのが面白かった

と、前向きで有意義な時間を過ごしてもらえたようなので、本当に良かったです。

●私自身が参加しての所感

まずは、先ほどの項目でも書いたように、中学生のためになったようで、本当に良かったです。最初は私も、「私なんかで適切・的確に話せるのか」、「中学生のために何か貢献できるのだろうか」と不安でした。結果的に杞憂で済んで安心しました。
私自身も、「自分が中学生の頃はほとんど何も考えていなかったのに、今の中学生はここまでのアウトプットができて凄いなぁ」と、心の底から感心しておりました。
ただ、1つ反省点としては、私はどちらか1日だけの参加にして、もう1日は他の方に私の役割をお願いしたほうが良かったのではないか?と思いました。平日の有給休暇が取れない日程で土日ともに予定を入れたことで少々疲れてしまったことと、実は、原則1人1回参加のワークショップでしたが、2回参加してくれた中学生がいました。1日目が面白かったので2日目も来てくれたようでした。今回のように複数回、複数日で連続性のない同一内容のイベントであれば、複数の障害当事者で振り分けをしたほうが、私たちの側も多くの人が経験を積めるし、今回のように同じ人が複数回参加したときに、もっと新鮮な刺激を与えられたと思っています。

最後に。今回のこのイベントはそもそも中学生の進路を考える、進路などに対して気づきを与えるようなイベントでした。実際に神山まるごと高専さんへ何名の中学生が進学希望を出すのかは予想できませんが、このイベントが1人でも多くの中学生にとって、何かを考えるキッカケ、楽しい・やってみたい!といった前向きな気持ちになるためのトリガーとなっていれば、参加者の1人として嬉しく思います。
中学生の未来に、幸あれ!

◆おまけ

●顔写真公開

公式に頂いた私の写真を今回だけ特別に公開しちゃいます。(もうサイトと限定公開とはいえYouTubeで顔バレしているからいいやー感)
※ちょっとだけ加工しました

コメントする私の図

今回は貴重な時間をいただき、本当にありがとうございました!

●過去の参考note

私のぐ〜たら学生時代を書いておりますので、よろしければご覧ください。

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