ビジネスはアートに似ている

『自分の想いをしっかりと形にして
それを相手が価値あるものと評価して
初めて対価が得られる』

という点において、ビジネスとアートはとても良く似ている

「別に対価がほしくて作品を作っている訳ではない」というアーティストもいるだろう
だが、鑑賞した相手に何も影響を与えない作品、相手の心を動かさない作品、それは、本当に作り手の想いが憑依した作品なのだろうか

そして、心を動かされた作品を前に、人は素通りできるものだろうか
時には入館料、時にはポストカードの購入、時には作品そのものの購入
様々な形で、人は心を動かされた作品と接点を求め、手元に留めようとするのではないか

ビジネスもしかり
自分たちの業務、取り扱っている商品、それらがどれだけ顧客のニーズを満たすものなのか、売り手はとことん考え、最善のPR方法を探る
消費者は、そうして世に送り出された様々なサービスや商品を見比べ、一番心に刺激を受けたものを購入する。しかも、信頼できる相手から買おうとする。
信頼を得るには、取り繕わず、シンプルに自分を出し切る事が肝要だ。上辺だけのセールストーク、浅い商品知識、取り扱い業務の魅力に気が付かない社員。そんな人からは、誰も買わない。

「共感」という言葉では足りない。自分が発した波動に相手から「共鳴」を得るこそが大切だ。普段から様々なものを見て心を動かし、時に自分の衝動に従って行動し、相手の心の叫びも拾い続ける。その繰り返しが、自分の感受性を高めていく。

自分の感性を信じて
自分が伝えたい事を 心の中で幾度と反芻して
自分が出来る妥協のない最高の方法で世に送り出そう
ビジネスも、アートも。



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