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養生ダイエットの基本「陰と陽」という考え方

 養生ダイエットコンサルタント講座1期生のSaikaです。
今回は、養生ダイエットにおいて基本となる「陰と陽」という考え方について、私なりにまとめてみました。


あらゆることに「陰と陽」がある


東洋医学では、すべてのものは「陰と陽」に分類されると考えられています。
陰の性質には、膨張する、水をためる、冷やす、甘い
陽の性質には、収縮する、乾燥する、熱くなる、塩辛い
といったことが挙げられます。


ダイエットに当てはめると


陰性の太り方は、洋梨型で二重顎、ほうれい線、下半身のむくみ、下腹部太りなど、下に下がります。また運動不足、睡眠不足、湿気でも増えます。
陽性の太り方は、りんご型で内臓脂肪、いかり肩、上半身の厚み、脂肪肝など横に張り出して太ります。ストレス、更年期、夏にも増えます。


陰性の食べ物である、スイーツ、果物、お酒、スナック菓子、白米を多く取ればより陰に傾きます。
また陽性の食べ物である、肉、卵、揚げ物、塩化ナトリウムを多く取れば陽に傾きます。

この傾きの揺れが大きいほど食欲と老廃物が増えるので注意すべきポイントです。

陰と陽の真ん中、バランスが整った状態を「中庸」といいます。中庸の状態では食欲が適正となり、基礎代謝がアップします。この中庸を目指していくことがダイエットへの近道です。


「陰と陽」のバランスを整えるには


陰と陽のバランスを整えるには、体を構成する「気血水」の3要素が正常に働く必要があります。
気とは生命エネルギーに属します。血は血液の流れ水は血液以外の体液のことで、いずれもに属します。
気血水の不調は「不足・滞り」として症状に現れ、それぞれのタイプに分かれます。 

①気虚・血虚体質(陰)体力不足タイプ 
気✖️不足 血✖️不足 水▲
疲れやすい 風邪を引きやすい 全身が冷える 
舌が大きく歯形がついている ダラダラ汗をかきやすい 
胃もたれしやすい 睡眠の途中で起きる トイレの回数が多い 
物忘れしやすい 軟便や下痢が多い

②水滞体質(陰)落ち込み水太りタイプ 
気▲   血▲  水✖︎滞り
めまいが多い 雨の日は体調が悪い 体が重くだるい 
足がむくむ 乗り物酔いをする 下腹部が冷たく柔らかい 
胃がポチャポチャいう 皮膚がたるみやすい 
肌が白め 舌に水分が多く歯形がつきやすい

③中庸体質(陽)キラキラ平和タイプ ←ここを目指そう!!
気◎ 血◎ 水◎
気血水が正常に循環 基礎代謝が高い 精神も安定

④気滞体質(陽)ストレス太りタイプ 
気✖︎滞り 血▲  水▲
不安やイライラが多い ゲップやおならが多い 
お腹が張っている みぞおちがムカムカする 
風邪ではないのに咳が出る 寝つきが悪い・夢を見やすい 
些細なことが気になる(頭の中が忙しい) 便秘気味 
胸が詰まった感覚 舌の両サイドが赤い

⑤瘀血体質(陽)血液ドロドロタイプ 
気▲   血✖︎滞り 水▲
目の下のクマがある 頭痛がする キーンと痛い肩こりがある 
足に静脈瘤がある 手足が冷える末端冷え性 便秘気味 
皮膚にかゆみが出やすい 顔色がくすむ 
歯茎が暗赤色 アザができやすい

⑥湿熱体質(陽)ぽっちゃり暑がりタイプ 
気◎   血✖︎ 滞り 水✖︎滞り
ニキビ・吹き出物が出やすい 口がネバつく・乾く 
鼻や額が脂っぽい 傷が治りにくい 赤ら顔 
舌のこけが黄色く厚い 気持ちのアップダウンが大きい 
便のニオイが強め 冷たいものが飲みたくなる

Elly先生著書「自然やせ力」より 



自分のタイプを知り、中庸体質を目指して養生生活をしていけば、自然とダイエットできるだけでなく、心も健康に導かれていきます。


私は、この「陰と陽」の概念を知り、あらゆるものの見え方が変わっていくのを感じています。皆さんに分かりやすくお伝えできるよう、これからドンドン学んでいきます!

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