噛みきれない肉
こんばんは。
娘が留学する予定だというのに、留学事情にうとい私。
以前から知り合いに
「留学に関すること教えてくれる人おらんかな」と相談していました。
すると知り合いが、アメリカの大学に通っていたという女の子を紹介してくれることになり、食事会をセッティングしてくれました。
私、娘、紹介してくれた知り合い、その彼氏さん。
そして、留学していた女の子とそのご家族(お父さん・お母さん)。
計7名での食事会です。
人見知りがひどい私。
紹介して欲しいとお願いしておきながら
「もっとライトな出会い希望だったのだが」
そんな失礼な感情が心の中で渦巻きます。
でもそこは娘のためです。
どんなにアウェー感が辛くても、ここは逃げてはいけない。きっと娘にも私にも、いい出会いになるに違いない!
そう思い、娘と食事会に出かけました。
紹介してもらった女の子は、娘ともすぐ打ち解けてくれ、お母様も私に対しても気さくに接してくれました。
身になる話をしてる間、取り分け形式で食事が運ばれてきます。
そこにお肉が登場しました。
たまたま私に取り分けられた肉を口に運ぶと
「おや。こいつは手強いヤツだな」
噛んでも噛んでも、何回噛んでも飲み込めるサイズにならない肉。
再度。
人見知りの私。
家族だけ、もしくは気の知れた友人との食事なら
「マジ、この肉飲み込めやんのやけど」
そんな風に笑い飛ばせるのですが、そんなこともできません。
気づかれないよう、長らく口に滞在させ続ける肉。人からの視線が私からそれたタイミングを見計らい噛み続けました。
それに気づいた娘からの
「とっとと飲み込めや!」
そんな視線が横から突き刺さってきます。
このままではバレてしまう。
とうに私の口の中に肉が滞在してることは、周りにバレているに違いないのに、バレてしまうと焦る私。
もう、喉に詰まったら死のう。
そんな覚悟で、一つの味も残っていない肉をなんとか飲み込みました。
ハプニングには見舞われましたが、私たち親子には、本当にいい出会いになり、紹介してくれた方に感謝の気持ちでいっぱいです。
見るからに手強そうな、筋張った肉には、今後一層気をつけようと思う私です。
今日もお読み頂きありがとうございました。
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