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7.12事件

こんばんは。

先日、フォロワーさんの記事を読ませて頂き…

ぴぃぷさん

勝手にお借りしてすみません(´・ω・`;)

「人生で1番痛かった話」


そりゃ痛かろう!わかるよ( ;∀;)仲間だよ

涙なくしては読めない。
そんなお話でした。


私の人生において、1、2を争う悲惨な事件。


チャリに乗っているときは、いついかなる刺客が前方から飛んでくるか。
常に慢心せず緊張感を持ってチャリに乗れ!

この事件は私に学びを与えてくれました。

忘れもしません。
あの日は17歳の誕生日。

夏休み前の期末テスト最終日で、次の日から数日間、学校も休み。

気分はルンルンでした。

駅から自宅への帰り道。
いつもなら自宅が同じ方向の友人と、駅からチャリで一緒に帰る私。
その日は友人と電車の時間が違ったため、1人で駅から帰ることに。


「たまにはこっちから帰ってみるか」


今までの人生を振り返るに、いつもと違うことをした時は大抵良からぬことが起こります。


夏だという開放感も手伝い、いつもは保守派の私が革新派にでもなっていたのでしょうか。


若干蛇行しながら鼻唄まじりにチャリで帰る私。


その時、前方から何やら黒い物体がこちらに向かって飛んできました。

わからない。
何かわからないが、避けなければ。

左に首を傾けました。

その瞬間

スポッ(´◉ ω ◉`)?


その物体が私の右鼻にINしました。

焦る私。
物体の正体はわからない。
でもそんな異物は鼻にINしたままはダメだ!


人目を気にせず、鼻の穴をほじり倒しました。

私は前方から見えぬ敵の顔面ラリアットでも受けたのでしょうか。

普通に死ぬて

1億ヤバいレベルの激痛。


ほじるからダメなんだ。
左鼻を押さえ、フンッとすると黒い虫が右鼻から飛び出し、そのままどこかへ飛んでいきました。

痛すぎて、チャリを投げ捨て、その場に泣き崩れたい衝動に襲われました。


しかし私はカッコつけです。


何もなかったかのように平静を装い家に帰りました。

家に到着するも、専業主婦であるはずの母の車がありません。
もちろん玄関も施錠されていました。


外の水道で
「毒を。毒を絞らねば。毒を」


汗と涙と鼻水と、いろんな水分で顔も制服もボトボトになっているところに母が帰ってきました。

私の顔を見るなり
「何があったん!!」悲壮な顔をしていました。

家に入り鏡を見ると、すでに右の鼻の穴が腫れて塞がりかけていました。

だんだん腫れは広がり、病院に到着した頃には顔面の右半分が赤黒くパンパンになっていました。

「蜂やね。ほじられてビックリしたんやろな。4箇所刺されてるね」とお医者さん。

鼻の穴の中に4箇所?!
絶命を覚悟し、蜂は必死だったのでしょうか。


フンッてしたら、普通に飛んでいったけどな。

それからというもの、蜂に遭遇するとフリーズしてしまう私。
この話を記事にしながら、耳たぶまで鳥肌が立っています。

黒くて丸い蜂であろう生物。
仕返しをしてやろうと思いますが、正体は分からずじまいです。
とんでもない事件に巻き込まれましたが、今日も私は生きています。


その夜。

歴代No.1に盛り上がった私のバースデイパーチー。

私は家族からもイジメられていたのでしょうか。

「彩夏、彩夏!!はい!チーズ」
「姉ちゃん、姉ちゃん!!こっちこっち!はいチーズ」

家族に囲まれ

はい!チーズ!!

ケーキを待たされ

はい!チーズ!!


写真撮影会が延々と続きました。


はい!チーズ!!
・・・なんもオモロないわ



今日もお読み頂きありがとうございました。

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