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新しい生活

毎週日曜日はサザエさん症候群。


こんにちは。
彩夏です。


以前こんな記事を投稿した。

ホームステイ先を出ることになったが、シェアする予定だったKちゃんとの出来事。


その後、Kちゃんは予定通りロサンゼルスに戻ったが、前記事の一件で、娘はホームステイを延長した。延長後、ダナさん宅を退去。Kちゃんと娘は2日間だけ生活を共にしたが、Kちゃんはカレッジに休学届けを提出。
2/25、日本に帰国した。


Kちゃんはホームシックや、言葉の壁を乗り越えられなかった。それが原因だとも思うのだが、色んな要求を娘に投げかけていた。


その頃、娘は新しいセメスター(学期)のスタート準備やレポート提出など、学校のことにも日々追われていた。


それと同時に、ダナさんのお家を退去する日も近づき、そのことに対する寂しさや、不安で精神的にかなり参っていた。
そのせいか、神経性胃腸炎で嘔吐をしたり、コロナに罹患したり。きっと疲れや不安から免疫力も下がっていたんだと思う。


娘にとってダナさんファミリーは、恩人だ。
ホームシックで辛い時も、体調を壊したときも。
ダナさんは、本当の娘のようにいつも娘のことをサポートしてくれていた。
きっと今もアメリカで娘が頑張っていられるのは、ダナさんファミリーに支えられていたから。ホームステイ先がダナさんのところでなければ、9月の日本に帰りたいと言い続けた、あの辛い時は乗り越えられなかったと思う。


Kちゃんとのシェアの話がなければ、ずっとダナさんとこにステイできたのにね。
娘とそんな話を何度もしたけれど。


娘のホームシックで苦しんでいた姿を知っている私は、今になるとKちゃんのサポートをしてあげるように、娘に言えば良かったなと反省している。


だけど娘は言う。
「私は私のすべき事があるし、やりたいこともたくさんある。だからKちゃんの言葉の未熟さを支えてあげることはできない。もしもう一度アメリカに帰ってきても、私とシェアするんじゃなく、ダナさんのような人のお家に行く方がいい」


この言葉が、ダナさんファミリーと娘の絆のすべてだと思う。


娘がダナさんのお家を退去する日、ダナさんは
「寂しいけど、あなたの新たな出発の日ね。あなたのママに、退去しても何かあればサポートするから、心配しないように伝えて」
そう言ってくれたらしい。
最後に撮った写真には、大泣きしたであろう娘の笑顔と、その娘の肩を抱き寄せるダナさんの笑顔が写っていた。


ダナさんシックであるところへ、Kちゃんが日本に帰国したことで、一人暮らしになった娘は寂しさから少し泣き言を言っていたけれど。


今は日本人の女の子、Mちゃんとシェアしている。


このMちゃん。ダナさんのお隣のお家にホームステイをしていた女の子で、ずっと仲良くしていた子なのだが、シェアハウスに転居が希望で、娘と同じ日にホームステイを退去した。
シェアハウスに入居した途端、契約と違う出来事があり、「一緒に住みたい」と5日後、荷物と共に娘のアパートに引っ越してきたらしい。


Kちゃんとのこともあり色々心配したけれど、Mちゃんの天真爛漫さにいつも救われると娘は言う。
先日Mちゃんにキャベツを買ってくるようお願いしたら、キッチンにレタスが鎮座していたようだ。


最近、娘はシャワーが面倒だと2日に1度、下手すると3日していないことがある。Mちゃんは娘以上にシャワーを面倒がるらしい。


汚(お)嬢さん2人で、楽しくシェア生活が続いてくれるといいな。


そして娘は今。
技術を習得するためのセメスターを履修している。そのセメスターがあるという理由で、今のカレッジに入学しているから、高校時代の娘からは想像がつかないほど、毎日頑張っている。
そこへプライベートも忙しい。


気の合うMちゃんとシェアしたことで、毎日私と会話するように交わしていたLINEのメッセージもほとんどなくなった。


え?
寂しくなんかないよ。
なんて、強がってみたり。


だけど、娘が楽しく生活していることが何より嬉しい。

娘の誕生日に頂いたメッセージカード
犬さん、猫さんも連名

ダナさん、そしてファミリーの皆さん。
本当にお世話になりました。


トップ画は、娘を癒し続けてくれたダコタです。


それでは。
最後までお読み頂きありがとうございます。
ばいなら

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