聖樹

何の実つるす、夢みのる樹にゆれた仔らが思ふは
何の歌うたう、囲みつなぐ手の温かさが祈るは
めざしくるその日の防人となりて期待の苑にあないする
星が星として輝く夜 聖者がふらせたまふ真っ白な雪の国

ささめ雲ながるる年暮れなずみのうみかせよ

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