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すごく悲しい時に、大丈夫、あなただけが辛いんじゃないからって 落ち込んでどうしようもない時、ほら、前を見て進まなくちゃって 絶望で心が追い付かない時、みんなそうよ、そうやって強くなるのよって 声にもならないくらい辛くて胸が痛くても、新しいステージへ行く準備ができたのよって それでも心は海の中で、静かに漂うクラゲのように 「そうじゃない気がするんだ、そこじゃない気がするんだ」 とつぶやく自分がいる 透明な心を、海の流れに委ねて漂いたいだけなのに 悲しくて落ち込んで絶
「俺は今日が最後でも悔いはない」と人生の先輩が言った。 欲しいものは星のように追い求め、やりたいことは風のように追いかける。 彼の一日一日は、鮮やかな絵筆で描かれ、瞬間の輝きに満ちて、今というキャンバスに色を塗る。 ならば私はどうだろうか。 私の生きる道は、永遠に続く航海のよう。 果てしない海を見つめながら、「なぜ」という問いを帆に掲げる。 そういう道しか知らない。 彼の足元には確固たる大地、私の前には広がる大海原。 それはどちらも旅の一部であり、どちらも探求の形だっ
プールの中に潜れば 世界が広がる 美しい魚たちが 静かに泳いで見える 魚と息を合わせて 深く深く沈む だけど息が続かず 再び浮かび上がると そこには日常が 静かに溢れていた 「もうプール上がるよ」と 耳に届く声 あと1分だけでいいから この世界を忘れさせて あと1分だけでいいんだから あの青い世界に夢を見させて あとがき 詩のテーマは、現実と非日常の対比を通じて時間の流れと儚さを感じさせることです。プールに潜ることで現実の束縛を忘れさせ、深い静寂を表現しています。詩の
プールに足を浸して、水を揺らしてみた。 水面に反射する青い空がゆらゆらと揺れた。 いつか絵本で見た、遠い遠い美しい海に浮かんで、 海の青さと波の揺らめきに心を奪われたみたいに。 どれほど世界は広くて、 人はちっぽけなのか知ってみたい。 私はプールの中に入って、体を丸め浮かぶ。 息を止めて、目を閉じて。 暑い夏の日のプール 絵本の世界の大海を感じて。 息が途絶えるときには 思いっきり顔を出して 息を吸って 私は生きていると実感できるだろうか。 あとがき この詩は、プールで