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どうか神様 生きる力をください

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生きづらいこの世の中で、生きていく
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2024年3月の記事一覧

執拗な羽音

私とは相容れない存在が、私の周囲を ハチのように飛び回り、攻撃しようとしている 私の回りを執拗に飛び回る その距離はいつも私の壁を越えて、喉元までくる 話さなくていいならいいのに 一緒の空気も吸えない距離ならいいのに その姿が目に映るだけで、私の心はざわめく まるで女王バチのように、私を心を洗脳してくる 隙あらば刺そうとするあの人は 今日も誰かのあらを探している 私はあなたの働きバチにはなれないです あとがき 誰かにかき乱される瞬間の気持ち悪さは なんともいえない気分

肺(はい)

海の中から 這い出そうとしても 息が詰まり 胸が苦しくなる 空はすぐそこに見えるのに すごく遠い やりたいことが みつかって 行きたい道も 見えてきた だけど 進めない親の期待が 海底に縛り付け 拒む 海の水圧が 言葉を詰まらせる 肺、呼吸の仕方を忘れました 肺、酸素が足りません 吸えない酸素を求めもがく どうすればいいのか 答えはなく 同じ毎日を 繰り返す深い海の中 まばゆい光はそこにあるのに 苦しみも悩みも 消えない 僕はいつか闇の中でも 息ができるようになるだろ

無限の輪のような人生

悲しかった過去 今でも心に残る、雲のように私を覆い尽くす 無理して一緒にいたあの日を消したい 悲しい今 終わらないこの気持ちに、疲れ果てた心が嘆く 自分の自信のなさがすべての行動に影響を与えてくる 悲しんでる今まさに 継続する不安、深い深い海の中のような静けさの中 もうどうしていいのかわからない、役に立ちたいだけなのに 悲しむ未来 果てしなく襲う濃霧が、またくるのだろう このままずっと変わらないんだろうな、私っていう人間は 永遠に続く悲しみ いつ終わるのか、この気持ち

消えたい願い

世の中にはもっとつらい人がいて あなたの辛さなんてその人たちに比べたらッて 僕は自分の小ささを知っているのに そうやって僕は、僕よりもっとつらい人の為に 黙る 黙る 消えたいって願う日は そうやってやって来る 口にすれば比べられ、鼓舞され あぁ、もっと頑張んなきゃいけないんだって 誰かの正義に囲まれ、逃げることは許されず 落ちていく私を見捨てず、まだいけるよって 手を差し伸べる 仮に僕が地の果てまで落ちても、あなたはきっと 連れ出しに来る でも違うんだ、そうじゃないん

鏡よ

鏡よ教えて、あなたは誰? 過去の面影、未来の願いよ あの時に戻れるなら私は 何が正解で、何を選ぶべきだったのか 彷徨う想い、答えは鏡の中にはない 映し出すは、今の「私」 鏡よ教えて 私は誰? あなたの世界は何を映し出す どこにもない正解を探して まだ見ぬ世界を目指して 選択し続ける自分を信じて あとがき 過去を変えることも 未来をみることもできない だから悩み、もがく それでいい、それでいいんだ それがあなたを作り出すのだから 過去の選択もこれからの選択も

共鳴

荒波とざわつく心が共鳴し合う 荒れ狂う波は心のざわめきに 心のざわめきは荒波に 波が打ち寄せる海岸 私の心のように荒れ狂う 波の荒々しさに応えるように 心もざわめきが止まらない 波と心が交わる瞬間 調和する そして、静かな海が戻る 荒波も穏やかになり 共鳴はやがて静まる 〇と△シリーズ 好きな言葉をお題として組み合わせ詩を作る 今日は 海 × 共鳴 波のように揺れ動く心も 静まり返るときがくる

影の美しさ

影が重なっていく どんどん暗く重く 私の心はそっと閉じていく 誰にもバレないように 皆が笑うから、私も笑ってみる 幾重の影を見るたび 心は悲鳴を上げ ボロボロの心の叫びに 耳をふさぐ それでも悲しんでいる君を見れば あの子の痛みが手に取るようにわかる 決して完璧ではない私を 影が飲み込もうとして、孤独になるときもあるけれど それでも、影の中に美しさがあることを 私は知っている 知っているんだ。だから私は・・・ あとがき 誰よりも傷ついているから 誰よりも敏感で鈍感になれ

感情の灯火

感情が爆発するとき、それはいつだっただろう? その時の気持ちはどこへ行っただろう? その瞬間の輝きは、今も心に留まっているのに。 あの瞬間、生まれた感情は時の流れとともに彷徨う。 怒りも、悲しみも、情熱も、 すべてが過ぎ去り、風に消えてしまうというのに。 今、心は燃えている。 恐れをどこで消化すればいいのか? どうすればその情熱を追い越すのか? その時の気持ちはその瞬間(とき)に吐くとしよう 思い出すらなくなる前に。 あとがき 感情は新鮮なうちに吐きだそう 良いも悪い

もしもの世界

もしも君に何かがあって、来年君がいない世界があるなら 僕はどうすればいいのか、たえられるだろうか これからの未来、希望しかないと信じていても その事実を受け入れるのは、果たして簡単なことだろうか 長い時間を共に歩んでいくという夢が砕けるとしたら 未来を変えるために、僕は一体何を成すことができただろうか 変えられない過去を、僕は恨むのだろうか 変わらなかった僕を、君はどう思うのだろうか あとがき すべて偶然のようで偶然ではない 当たり前が当たり前じゃないかもしれない

はくし

頑張ってるねって 言ってほしいだけだったんだ 気が強い私は 誤解される 強いからこんぐらい大丈夫だよね もっと頑張らないとね これくらい平気だよね こんなのもできないの そういってるでしょ へー、そうなんだ ここに言葉で記すこともできないような 傷つける言葉を 心えぐる文句を あなたは並べる さっきまで調子よかった私は あなたの一言で 心の中に鬼が襲撃してきた気持ちだ だから距離を置く 忘れたころに またやってくるあなたは 前のことなんてすっかり忘れて 笑ってる

ため息

はーーーーーーーーーぁ。 小さい時は、ため息をつくと幸せが逃げるってよく言われた でもある時は、ため息を適度に吐くことはリラックス効果があると教えてくれた ネガティブなことばかり口に出すといけないよと言われた ポジティブばかり言い出すと、少しは謙遜しなさいと怒られる 貧乏ゆすりをしている人に向かって、イライラするからやめてと言っていた でもある時は、貧乏ゆすりは適度にすると精神を安定させる効果があるってテレビで言ってた!と言う 辛い時は、もっとつらい人はいるんだからと