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〇×△から始まる物語り

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〇と△シリーズ*二つの言葉が織りなす、新しいストーリー
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#言葉

甘いいたずら

秘かに好意を寄せる彼 授業中静かに寝ていた 彼の前の席は柔道部のキャプテンで 先生から死角になっている ここぞとばかりに周りの生徒が 彼に可愛いいたずらを始めた 先生の目を盗んでは ペンで落書きをしていく 彼に気づかれないように 最後は私 手と腕はいっぱいだったから 彼のほっぺに赤ペンで書くハート この想いよ届け。 〇と△シリーズ 好きな言葉をお題として組み合わせ詩を作る 今日は 赤ペン × ほっぺ

夢の鐘

7時の鐘が鳴るその前に 深い眠りの海に沈み 夢の扉が静かに開く 秒針が刻む刹那のリズム 目覚ましのアラームに飛び起き 寝坊の衝撃に心がざわめく 急ぎ足で時を追いかけ 遅れを取り戻すために走る 7時の鐘を鳴らすために 夢の中から覚めるように 現実が待つ世界へと身を投じる 新しい一日が始まる 〇と△シリーズ 好きな言葉をお題として組み合わせ詩を作る 今日は 7 × 寝坊 あとがき 朝は苦手です( ;∀;)

キャンドルとハリネズミの森

星明かりが舞う夜の森  キャンドルの灯りが揺らめく 魔法の中に埋もれた ハリネズミの棲家 そこには夢の世界が広がり、 不思議な生き物がたくさん踊りだす しゃべるキノコや青い目のうさぎ、 巨大なありんこに足の短い鹿 時が止まったような静寂の中、 秘密の歌が響き渡る 光と影が織りなす魔法のように キャンドルの灯りが彩る森 夜の奥深くで、 大人びたハリネズミが歌う さぁ、新しい冒険の物語へ 〇と△シリーズ 好きな言葉をお題として組み合わせ詩を作る 今日は ハリネズミ × 

ピクニックと月の満ちる夜

二人が集まればドラマが始まるようだった 方向音痴の二人の今日の目的はピクニック 朝早くから準備したおいしそうなサンドイッチをもって ハムサンドとチーズにりんご 食器と紅茶も忘れずに 支度の時間さえも笑い声に変えて お昼頃には着く予定の丘の上 大きな木が一本、周りには小さな花畑 行く前からワクワクがとまらないよ あっちから行こうよ 見て見てきれいな蝶が飛んでるよ 二人の小さな冒険が始まる 素敵なものに目移りしていたら 迷い込んでしまった森の奥深く それでも二人の笑い声は絶

夏の日のパラソル

この日は、まるで夏のような暑さだった。 青空の下、庭で遊ぶ子供たちのために、 仕舞いっぱなしのパラソルを広げる。 陽射しは熱く、光の粒が地面に踊る。 その光の中に、昨年の夏の海辺での思い出が蘇る。 パラソルの布には、潮風の香りがたなびき、 塩の香ばしい香りが、空気を満たした。 庭には、喜びにあふれる子供たちの笑い声が響き渡る。 彼らの無邪気な笑顔が、暑さを忘れさせ、 心を癒してくれる。 〇と△シリーズ 好きな言葉をお題として組み合わせ詩を作る 今日は 香ばしい × パ

ファンタジーコーヒー

一杯のコーヒーを飲む 深く苦い豆の味が口に広がり 思わず目を閉じる 閉じた瞳の中、コーヒーから虹が生まれた 私はその虹を渡ってみる 虹の先で見た世界は幻想的な世界が広がる 兎には羽が生え、トラは手のひらサイズ 森には美しい湖があり そこに座って足をつけてみる ひんやりとした温度が全身を潤わせ まるでHPが回復していくかのような不思議な感覚が 私の体の隅々までしみわたっていく 思わず目を閉じる あぁなんて幸せな空間なんだろう 次に目を開けた時には いつもと同じ景色でコー

創造の交差点

グラフの線は、時間を越えて伸び 風船は、夢を乗せて空に昇る。 数値の森を抜け、風船の海を渡り 二つの世界が一つになる瞬間。 軸に沿って描かれる未来の予測 風船の色彩が紡ぐ無限の可能性。 数字の厳密さと、言葉の柔軟さが 新しい理解への架け橋となる。 グラフの角度は思考を鋭くし 風船の軌跡は感性を豊かにする。 異なる素材が織りなすハーモニー それは、知と感の交響曲。 一つは明確な輪郭を描き、もう一つは自在に形を変え 異なる世界が出会い、新たな創造を生む。 旅人たちはそれぞ

解放(仮)

黒いマントの男、闇の深淵に佇むその姿は、暗黒の迷宮。言葉巧みに誘い、暗闇へと誘う。少しの隙も見せられぬ、その眼差しは永遠の謎を秘めている。 心が激しく揺れ動くとき、彼は姿を現す。暗闇に身を潜める私に、彼を引き寄せる闇が潜む。疲れた魂の影を見抜く、彼の囁きは風のささやきのようだ。 「迷いし者よ、私は闇の導き手。」彼は低く囁く。 「過去の罪、未来の希望、すべてを知っている。」 私は彼の言葉に耳を傾ける。彼の言葉は魂に深く刻まれる。そして、私は闇の中で新たな道を見つける。

甘い優しさの中で

「今日は何食べたい?」彼が尋ねると、カフェの中に静かな光が差し込み、私たちの間に微笑みが漂った。 メニューを手に取り、私はゆっくりと選ぶ。 たくさんの選択肢の中で、私の頭は幸せに包まれている。 しかし、決められない私に彼は優しく声をかけてくれた。 「いっぱい悩んでて、俺がその間に二人で食べるデザートを悩んでるから」と。 彼の言葉に、私は微笑みながら頷く。 彼はいつも選べない私の悩みをまるっと理解してくれる。 悩む時間も、私のペースに合わせてくれてその時間さえも楽しんでくれ

無限の乾杯

小さな君が口にする「かんぱい」 周りを笑顔に彩る魔法の言葉 未熟なるお父さんも、君の前で 失敗を乾杯する勇気を知る 君の笑顔は無限で 何事も「かんぱい」と 心に勇気を注ぐ お父さんの背中に感じる 君の純粋な愛と力 未来への歩みを励まされ この無限の力は 愛と笑顔に満ちて 君のそばにいるから 〇と△シリーズ 好きな言葉をお題として組み合わせ詩を作る 今日は 子供 × 乾杯 言葉を覚えたてのこどもは とても純粋にことばを遊ぶ 何気ないことばに 勇気と愛をもらって お父

言葉を超える沈黙

眠りから目覚める前の君を見つめる 幸せが漂う静かな部屋 沈黙の心地よさ 心の奥底で響く 笑顔の後に届く 「おはよ」 君のまばたきに愛を感じる 静かな朝の光が差し込む 二人の世界に満ちる幸せ 沈黙と言葉の響きが奏でる 同じ空気を吸い込んで 同じ夢を見つめて 二人の時間が進む 愛と平和の詩が続く あなたと共に歩む幸せ 沈黙と言葉の響きが奏でる 今日もまた新たな一歩 愛に満ちた日々を紡ぎ続けよう 未来へと続く道 二人手を取り歩む 愛と共に 幸せの詩が永遠に響

赤い指先と嘘

嘘の中に真実が潜む 愛の輝きが美しく煌めく 闇夜の中で彷徨う心に 希望の灯火が微笑む 赤い指先が触れるのは 嘘と真実の境界線 その先にあるのは愛と希望 ルビーの輝きを放つ 嘘に塗られた世界でも 真実の愛は輝き続ける 心の奥深くに秘められた あなたと真実と愛を見つけよう 〇と△シリーズ 好きな言葉をお題として組み合わせ詩を作る 今日は 赤い指先 × 嘘