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しつれん

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どんな過去もあなたを作る道* 苦くて甘くて切なくて辛くて 感情をたくさん味わって”あなた”を作ろう
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寂しいと感じる時間

寂しいなんて言葉では物足りない しずかな空間で息をするのは慣れない いくら後悔しても戻ることは出来ず となりには誰もいないことを知る 感覚がどんどん鈍くなって じかんの経過が分からなくなって ループする夢の中を彷徨う 時刻はもう3時、悪夢の時間が終わる 間接照明が私を照らし続ける 言葉遊びシリーズ 失われた愛と、その後の空虚感を縦読みのメッセージにしました 夢に見るのは彼のこと・・・

羽を休める白い鳥

全部ほどけてしまった。複雑に絡み合った関係は時間をかけて静かに確実にほどかれてしまったことにようやく気付いたときには全てが遅すぎた。 雨上がりの空にできた虹は新しい自分へなるんだよって笑っている。そんな事になっていたとは知らなかったよ。忘れてはいけない教訓が空気中に浮遊する虹の煌めきと同化して眩しさに涙がこぼれた。 君にとって俺ってどうなんだろう、どうだったんだろうのほうが今は正しい。君が再三言っていた「不安だよ」という言葉を思い出す。大丈夫だよ君を泣かせたりしないよってず

窮屈な愛の物語り

言葉の羅列から生まれるストーリー 無造作に無作為に言葉を羅列する そのままの順番でストーリーを作る 今日はこの羅列↓↓↓ 窮屈な愛の物語り 爽やかな風が私を包み込む。こんな美しい世界に私は酷い言葉を紡いでしまって、生まれては消えていくさざ波を世界で一番憎んだ。 一度も欲しい言葉を生み出すことは出来なくて、呼吸は荒くなる。 私はもう誰かと戦わないことを決めた。本当にそこでは何も生み出さないことを知ったから。茜色の夕焼けで髪は染まり、浅い息を繰り返す。悔しかった思いも全てがさ

遠くへ消えた微笑み

言葉の羅列から生まれるストーリー 無造作に無作為に言葉を羅列する そのままの順番でストーリーを作る 今日はこの羅列↓↓↓ 神様。どうか私に微笑みをください。 この吐露する思いは、苦いチョコレートのようだった。後味の少し悪い大人の味だけど、慣れてしまえば甘く感じるあの感覚。 あなたの背中を追いかけていた小学生のころは、静かに紙飛行機を飛ばして遊ぶような子供ではなく、常に楽しそうな明かりを追い求めて走り回っていた。欲しいものは誰にも言わない。言ってしまうと無くなるんじゃない

あいまいな愛

答えのある中で生きてきた私は 答えのない世界でどう生きればいいんだろう こんな曖昧な世界で私は何を探せばいいんだろう 答えはどこ?探して見つかる? どいういう思考で?ヒントをちょうだい そうやって答えになるかも分からない答えを探し続けてる この心が折れないのはきっと 君がずっとそばで見守ってくれてたから 答えのない感情の中で君は 答えをくれる あぁそうかそうだったのかと腑に落ちる 甘くてあいまいな、、、 これが恋しいということか 最後に君はとてつもない謎を置いていっ

炭酸刺繍【企画に参加】

水槽のポンプからは炭酸のように泡がぶくぶく 金魚は刺激的に泳ぐ 泡の中に映るは、過去の記憶の断片 記憶の糸を紡ぐように、泡があふれ出す しゅわしゅわはじけ飛ぶ泡は自由に舞いあがり まるで手仕事の織り成される刺繍のように 繊細で美しい緻密なデザインは 甘美な思い出をそのままに 光を反射し心を動かすキラキラ あの人を思い出させる記憶がパチパチと 目に浮かぶ笑顔、忘れもしないあの日 抜けてしまった炭酸が手のひらでじっとりと まとわりつく、水ですべて流せればいいのに 淡く切ない

地球の丸さと私の角

誰も泣かないように地球は丸くなったんだって だから私は四角い部屋で一人泣いているんだ 昨日のことが嘘のように、また今日がくる だけどあの感情は引きずったまま 暗い部屋に光が差し込んできたとしても 私の感情はびくともしない、頑丈なものだ 「さよなら」の意味を理解するのは早かった ごめんね、ごめんねって思いが声にならずに 消えていった

記憶の片隅

あ、この香り あ、この歌 あ、この時計 あ、この小説 あ、あ、あ、、、 もういないはずのあなたは どこにでもいて もう思い出すこともないと思っていたのに 私の記憶の片隅に住みついて 私を縛っていく あなたはそうとは知らず わたしは何度も泣いた

恋の地平線

春を感じに海に来た 私の春は まだ遠いけど 地平線のずっとずっとまだ向こう側に 見える気がするんだ さっき春を卒業したばかりだというのに 私は薄情だ もう次の春を夢見てる もし感情が可視化されたら もっと早く気づけたのに あんなに満ちていた心が どんどん引いていたことに ずっと見ないふりしてた 私の淡いピンク色は青い海の地平線へと消えていく 〇と△シリーズ 好きな言葉をお題として組み合わせ詩を作る 今日は 春 × 地平線

波紋の中に

終業式の帰り道、昨日ふった雨の水たまり。 照り返して映る二人の姿からは、少年のような笑顔が輝いている。ちょっと大きめの水たまりの前で二人は立ち止まる。 「なぁ、もしこの水たまり飛び越えれたら好きな人を教えるゲームな」 なんの脈略があっていってるのかわかんなかったから 「飛び越えても飛び越えれんくれても、最悪じゃん」って鼻で笑った あいつはじゃぁ俺からーって、明るい眼差しで無邪気な笑顔が口角に浮かび上がる。スラっと伸びた手足が羨ましい。そして彼は、軽々と飛び越える。 「3組の

笑う雨

穏やかな夜、静かに雨は降る 月も星も顔を見せない空、窓ガラスに滴る雨をなぞる 悔やんでも戻らぬあの日を 窓ガラスを伝う雨滴の流れをなぞっても無駄だと知っているのに 私は窓辺に座り、遠い過去を思い出す もっと素直だったら、あの子みたいだったら 彼との別れの痛みが、時折顔を覗かせ 私の心を押し潰す あの時に戻れるなら、今の私なら 今更考えても仕方ないことばかりが心の中でループする 過去の記憶が蘇り、ため息と後悔の念が心を覆い尽くす あの日を思い出す雨を見つめては ため息とやり

幸せのレシピ

幼稚園から一緒のあの子は、すぐに流される あの人が今きになっててー あの子と最近気が合うんだよねー 気になる人とは、ちょっとしたことですぐケンカしたり 嫌いになったり、ほんとに忙しいヤツ。 今日は雨ですることなくて なんとなく入れたライン「暇ー」 既読になったのは夕方だったから 気になる人と遊んでたんかなって いつものパターンだし、俺はここにいつもいるんだよって 言いたいけど伝わらない想いに蓋をして 「既読スルーすんなよ」って軽く返す それでも返信ないから、何かあった

大さじ3

最近見かけた先輩に一目ぼれ 見た目も、部活も、仕草も 全部カッコイイ ラインもすぐ既読、即返信 脈ありじゃない?って盛り上がってたのに 親友があっさりと あの人彼女いるから諦めたほうがいいよ。 さっきまで応援してくれてたじゃん? あんたの為に言ってあげてるじゃんって それ先輩の前で言う? 一人舞い上がってた私がばかみたいじゃん もう全部どうでもよくなって一人で帰った 何もしたくない、誰とも話したくない なのに、こんな時に限ってあいつからのライン 「暇ー」って「既読スルーす

始まりの海

一人きりのホテルは、私には広すぎた マグカップにコーヒーを注ぐ時間さえ、長く感じた 潮の香りに涙を引き連れて 孤独が部屋を包み込む、 静寂が心を満たす中で、 希望の灯りがゆっくりと揺らめく。 失恋の痛みが、胸をえぐり 彼との思い出を抱きしめて 私は眠りにつく 波のリズムが過去の痛みをやわらげ 空の青さが未来への道しるべとなる 新たな旅が幕を開ける この場所で 喪ったものよりも 手に入れるべきものがあることを知った 一人きりのホテルで 私は再び生まれ変わる 静けさの